【解説】旅の始まりは1通の手紙だった。独自の感性と唯一無二の存在感で熱狂的なファンを持つミュージシャン、Cocco。ジュゴンのいる沖縄の海が米軍基地移設予定地であることを知った彼女は「ジュゴンの見える丘」を発表。そこに、届いたファンからの手紙。それは、核再生処理施設のある青森県・六ヶ所村に暮す少女からのものだった。
聴き手の心に迫るヴォーカルとパフォーマンスで熱狂的なファンを持つミュージシャン、Coccoの全国ツアーと家族と過ごす沖縄での日常を収めた音楽ドキュメント。07年11月から始まった「きらきらLiveTour」に同行し、名古屋、大阪、青森、そして沖縄と、カメラはアーティストCoccoに静かに寄り添い、言葉を紡いでいく。自分の焦燥、不安、悲しみを独特の口調で語り、「だから、唄います」と語りかける――決して飾ることのない素っ裸の言葉をカメラは拾っていく。監督は、『誰も知らない』『歩いても 歩いても』の是枝裕和。「ジュゴンの見える丘」に込められたメッセージに共感したことでこのフィルムは生まれたという。
【監督・プロデュース・編集】是枝裕和
【出演】Cocco、長田進、大村遼身 ほか
(2008年/日本/107分)
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