【解説】アメリカ中西部の小さな町に暮らすラースは、優しくて純粋な青年で町の人気者だが、ずっと彼女がいないために兄のガス、義姉カリンらは心配していた。そんなある日、ラースが「彼女を紹介する」と兄夫婦のもとにやってくる。しかしラースが連れてきたのは、ビアンカと名づけられた等身大のリアルドールだった。兄夫婦を始め、街の人たちは驚きながらも、ラースを傷つけないようにビアンカを受け入れようとするが…。
『きみに読む物語』『16歳の合衆国』の若き演技派ライアン・ゴズリングが主演を務めた本作は、内気な青年とその周りの人々を温かく描くハートフルドラマ。アカデミー脚本賞にノミネートされた。監督はこれが2作目となるCM作家出身のクレイグ・ギレスビー。“リアルドール”に恋をするという型破り(ある意味スキャンダラス?)な設定のため、製作まで4年の年月を要したという。カナダ・トロントの美しい雪景色の中、現代社会で希薄になった人間関係がひとりの純朴な青年によって再生していくさまを、温かい視線で描いている。ライアン・ゴズリングの卓越した演技力に注目したい一作。
【監督】クレイグ・ギレスピー
【出演】ライアン・ゴズリング、エミリー・モーティマー、ポール・シュナイダー、ケリ・ガーナー、パトリシア・クラークソン ほか
(2007年/アメリカ/106分)

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