【解説】東洋宮武は、ロサンゼルスのリトル東京では知らない人はいないほど有名な写真家。1909年にアメリカに移住した彼は、写真にのめりこみ、やがて写真館を開き、高名なエドワード・ウェストンなどから写真を学んでいった。だが1941年、日米開戦にともない、西海岸に住んでいた日系人約12万人が強制収容所に収容される事になる。彼の一家も収容所に収監、写真撮影を禁止されるが、密かに作成したカメラで収容所の写真を撮り始める…。
第二次世界大戦中に、強制収容所に送られた日系アメリカ人たちを撮り続けた日系人カメラマン、宮武東洋の生涯を描いたドキュメンタリー。彼は収容所で暮らす日系人たちの日常生活を隠し持った手製のカメラで撮影した。収容所生活三年余で撮影した写真は500枚を数える。これらはいずれも歴史的記録としての価値が高いだけでなく、芸術的評価も高いとされている。だが、彼は言う。「二度と起こってはならないこの事実をカメラで記録するのが、カメラマンとしての務めだ」と。東洋と親交があった20世紀の写真界の巨匠、アンセル・アダムスやエドワード・ウェストン、そして東洋自身が遺した写真の数々が雄弁に語るのだった。
【監督】すずきじゅんいち
【出演】アーチー・ミヤタケ、ダニエル・イノウエ、ジョージ・タケイ ほか
(2008年/アメリカ=日本)
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