【解説】かつて市長として権力を振るっていた男ヴァルラムが死んだ。葬式の後、埋葬された遺体が掘り起こされる事件が三度も続けて起こる。警察が墓を張り込む中、ヴァルラムの孫のトルニケが放った銃弾がやって来た犯人の肩を打ち抜く。犯人はケテヴァンという女性だった。彼女は法廷で自分の行為は罪ではないと主張。そしてヴァルラムが彼女の両親を「粛清」し、人生を大きく狂わした張本人であることを訴える。
本作が製作されたのは1984年。グルジアで公開されたのは86年、モスクワで公開されたのはさらにその翌年だったが、公開時には大反響を呼び、多くの観客を動員した。ところが日本では、当時なぜか公開されず、その後も映画祭で数回上映されただけで伝説の映画となっていた。スターリンによる大粛清は、ナチスのユダヤ人虐殺と並ぶ20世紀最大のジェノサイドだった。本作はそれをモデルにした悲劇を描いているが、寓話として描く事でいつの時代にもありうる普遍的な物語となっている。
★1987年カンヌ国際映画祭審査員特別大賞・国際批評家連盟賞・キリスト教審査員賞
★1987年シカゴ国際映画祭審査員特別賞受賞
★1988年NIKA(ソ連アカデミー賞)作品賞・監督賞・主演男優賞・撮影賞・脚本賞・美術賞
【監督・脚本】テンギズ・アブラゼ
【出演】アフタンディル・マハラゼ、ゼイナブ・ボツヴァゼ ほか
(1984年/ソビエト/153分)
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