静かなる情熱 エミリ・ディキンスン screen ジャック

公式サイト: http://dickinson-film.jp

無名のまま生涯を終え、没後発見された作品により“アメリカ文学史上の奇跡”と讃えられる女性詩人の素顔とは。
【終了日:10/27(金)】

【原題】A Quiet Passion
【監督】テレンス・デイビス
【キャスト】シンシア・ニクソン,ジェニファー・イーリー,キース・キャラダインスン,ジョディ・メイ,キャサリン・ベイリー
2016年/イギリス/125分/アルバトロス・フィルム,ミモザフィルムズ/DCP

10月14日(土)〜10月20日(金)
09:00〜11:05
10月21日(土)〜10月27日(金)
11:00〜13:10
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,100
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,100
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
パンフレットをネットショップで販売中

これは世界にあてた私の手紙です
私に一度も手紙をくれたことのない世界への_

【北米の小さな町アマストで、白いドレスを着て美しい自然につつまれた屋敷から出ることなく無名のうちに亡くなったエミリ・ディキンスン。死後、部屋から1800篇近くの詩が発見されて今や、世界の多くの芸術家に影響を与えている。】

1886年、北米マサチューセッツ州の小さな町アマストで、ラヴィニア・ディキンスンは整理ダンスの引出から、清書されて46束にまとめられた1800篇近くに及ぶ詩稿を発見した。それらは亡くなった姉エミリのものだった――。
「静かなる情熱 エミリ・ディキンスン」は、アメリカを代表する女性詩人エミリ・ディキンスン(1830-1886)のベールに包まれた半生を描いた作品である。エミリは清教徒主義の影響を受けるアメリカ東部の上流階級で生まれ育ったが、やがて後に伝説となる、白いドレス姿で屋敷から出ることなく、孤独な生活を送るようになり、数多くの詩を書き残した。
彼女の詩は、自然や信仰、愛や死をテーマに、繊細な感性と深い思索のなかで記されたものだ。その独特のスタイルからは詩作への強い信念が感じられる。エミリは生前に評価されることは、ほとんどなかったが、いまや文芸にとどまらず、多くの芸術家に影響を与えている。武満徹は詩から着想をえて「そして、それが風であることを知った」を作曲し、サイモン&ガーファンクルは彼女にまつわる歌「エミリー・エミリー」「夢の中の世界」をアルバムに収め、ターシャ・テューダーは「まぶしい庭へ」で挿絵を手がけたほか、チャールズ・シュルツの漫画「スヌーピー」の題材にもされた。またウディ・アレンはエミリのファンで、著書の短編集のタイトル「羽根むしられて」は、エミリの詩の一節、“希望は心の中に留まる羽根のあるもの”(新倉俊一訳)と照応していると語っている。本作は、エミリ・ディキンスンという偉大な詩人に捧げられたオマージュである。撮影はアマストにあるエミリが実際に暮らした屋敷とスタジオで行われ、約20篇の彼女の詩を織り込み、彼女のかたくななまでに思いを秘めた少女時代から、詩作を心の拠りどころにした晩年から死までを、敬愛の思いをこめて描いている。人生と死、そして永遠を真正面から見つめつづる孤独な魂の姿は、リアルなまでに見る者の琴線にふれるだろう。
監督は、「遠い声、静かな暮し」(1988)のイギリスの名匠テレンス・デイヴィス。寡作ではあるが、その誠実な作りにファンは多い。「ディキンスンは死後に評価されましたが、それは不当です。彼女は真に偉大な芸術家であり、永遠に賞賛されるべき人です」と語っている。主人公エミリを演じるのは、ベテラン女優のシンシア・ニクソン。7年にわたって放送された人気テレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」のミランダ役でエミー賞助演女優賞を受賞している。シンシアはエミリ・ディキンスンの熱心な愛読者でもあり、難しい役柄に果敢に挑み、大きな評価を得た。

【STORY】

19世紀半ばのマサチューセッツ州。家族と離れ、マウント・ホリヨーク女子専門学校に通っていたエミリ・ディキンスンは、学校での福音主義的な教え方に神経質になっていた。そんなエミリを家族が迎えにやってくる。弁護士の父親エドワードは彼女をアマストの家に連れ帰り、エミリは両親、兄オースティン、妹ラヴィニア(ヴィニー)らと過ごすこととなった。夜の静寂の中で詩を綴っていたエミリは、父親の口添えもあり、地元の新聞に初めて自身の詩を掲載されるも、当時の編集長からは「女には不朽の名作は書けない」と皮肉な意見を返される。
やがて、彼女は資産家の娘、ヴライリング・バッファムと友人となる。ユーモアにあふれ、進歩的なバッファム嬢にエミリは影響されていく。牧師との祈りの時、跪かなかったことを父親から注意されるもエミリは言い放つ。「私の魂は私のものよ」
ハーバード大学に通っていた兄オースティンが父と一緒に弁護士の仕事をすることになり、美しい花嫁スーザンと隣の家に住むことになる。義姉であるスーザンとの友情、甥の誕生はエミリを喜ばせ、彼女にとって生家より素晴らしい場所は考えられなかった。しかし、外の世界は大きく変わりつつあり、南北戦争は60万人以上の戦死者を生み、奴隷制度は廃止されることになった。
「結婚して家族と離れることは考えられない」と言うエミリだが、心を揺り動かす男性も出現する。ワズワース牧師だ。説教に感動した彼女は彼を自宅に招待するが、彼には妻もいた。ワズワース牧師と自宅の庭を散歩しながら自作の詩を渡す。称賛の言葉を送る牧師に対してエミリは語る。「自分の作品が後世に残ってほしい」と。
一方、親友バッファムの結婚にエミリは大きな喪失感を感じる。ワズワース牧師も別の土地に旅立つことが判明しエミリは衝撃を受ける。そして父親の死。3日間部屋にこもったエミリを心配しヴィニーがドアを開けると、喪中であるにもかかわらず白いドレスを着たエミリがいた。
以降なかなか自分の部屋を出ようとしないエミリはやがてブライト病という不治の病をわずらう。病気がちだった穏やかな性格の母親の死も他界。深い喪失を抱え屋敷に引きこもる生活をつづけながらもエミリは詩作を心のよりどころとしていた—。

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