公式サイト: http://moviola.jp/fontana/
ミラノ、フォンターナ広場の悲劇はその後のイタリアを変えた。数々の映画賞に輝く名匠の新たな傑作。
【原題】Romanzo di una strage
【監督】マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ
【キャスト】ヴァレリオ・マスタンドレア, ヴィエルフランチェスコ・ファヴィーノ, ミケーラ・チェスコン
2012年/イタリア, フランス/129分/ムヴィオラ/DCP上映
5月17日(土)〜5月23日(金) |
13:35〜15:50 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
学生運動の波が高まる69年のイタリア。
かの有名なミラノの大聖堂ドゥオモの裏にあるフォンターナ広場で、全国農業銀行が何者かによって爆破された。イタリア最大の未解決事件<フォンターナ広場爆破事件>。事件から44年後の今も、その真犯人は明らかにされていない。多くの若者が理想を信じ、世界を変えようとした時代は、この事件で終わった。犯人はいったい誰だったのか?操っていたのは誰だったのか?イタリア政府はすべてを知っていたのではないか? 東西冷戦のさなか、事件を闇に葬った巨大な力の前に、イタリアは青春に決別した。
1969年12月12日16時37分。ミラノ。
フォンターナ広場にある全国農業銀行が爆破された。死者17人、負傷者88人。ミラノ警察は左翼の犯行を疑い、アナキストたちを次々に連行。彼らのリーダー的存在である鉄道員ピネッリも容疑者とされた。
だが現場の指揮をとるカラブレージ警視は、ピネッリの人間性を信頼し、その犯行を簡単には信じられなかった。
そして、ある夜、思いがけぬアクシデントが起こる。ピネッリが、取調中に転落死を遂げたのだ。自殺か、事故死か、殺人か。ピネッリの妻は夫の無実を信じ、警察を訴える。
カラブレージ警視は裁判でその矢面に立たされながらも、次第に事件の真相に近づいていくが、そこには知ってはならない真実があった……。
監督は、大ヒット作『輝ける青春』の名匠マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ。まだ十代の青年だった当時、この現場に居合せ、事件を目撃して以来いつか必ず映画にしたいと願いつづけ、満を持して映画化に取り組んだ。その演出は、全編緊迫感に溢れ、一瞬たりとも見逃せない映像の力はまさに圧倒的。同時に、巨大な力に翻弄されながらも真実を見いだそうとする人間の葛藤、信念、希望、絶望、そして愛を描きり、深い感銘を与える。
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