極めてまれな障がいを持つ女性監督が自ら撮影・監督した類まれな“セルフ・ポートレイト”ドキュメンタリー
【原題】Is There Anybody Out There?
【監督】エラ・グレンディニング
【キャスト】エラ・グレンディニング
2023年/イギリス/87分/パンドラ/DCP
9月07日(土)〜9月13日(金) |
17:45〜19:15 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
股関節がなく、大腿骨が短い20代のイギリス人映画監督エラ・グレンディニング。「障がい」を意識せず伸び伸びと育てられたが、「自分だけ異質」という感覚がぬぐえない。好奇の目線を無遠慮に投げかけてくるこの世界で、自分を肯定するためには何が必要か?その答えを求め、エラはSNSを通じ‟自分と同じ障がいがある人”を探すことにした。撮影中の予期せぬ妊娠、出産、子育てや、シングルマザーの母への率直な問いかけ、子どもを連れての渡米など、エラが経験する様ざまな出来事や思いが丁寧に綴られる。母となったエラは何を考えるのだろうか?果たして目標は達成できるのだろうか?自分らしい生き方を模索する、4年間に及ぶ旅路を記録したセルフ・ドキュメンタリー!
<障がい者差別(エイブリズム)>が蔓延する世界で
すべての“わたし”に投げかけられる力強いメッセージ
障がいの“治療”のため、大きな手術を何度も受ける子どもたちの姿に直面したエラは、「このままではいけないのだろうか?」と改めて悩む。四肢延長と再建手術の国際的権威、ペイリー医師は「治療すれば人生が劇的に改善される」と言う。障がいの“治療”と一体となって存在する〈障がい者差別(エイブリズム)〉に対峙するエラ。その常に前向きであろうとする姿からは、差別に反対する明確なメッセージが受け取れる。翻ってそれは「普通」とは何か、「非障がい者」が優先される社会とは何かを問うものだ。また一方で、今を生きるすべての“わたし”にエールが送られているような深い感動を呼び起こす本作は、サンダンス映画祭をはじめとして各国の映画祭で高い評価を得た。
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