フィリップ・シーモア・ホフマンが遺した最高傑作!その瞬間、世界のすべてが敵となったー。
【原題】A Most Wanted Man
【監督】アントン・コービン
【キャスト】フィリップ・シーモア・ホフマン,レイチェル・マクアダムス,ウィレム・デフォー,ロビン・ライト,グレゴリー・ドブリギン
2013年/アメリカ,イギリス,ドイツ/122分/プレシディオ/DCP上映
1月03日(土)〜1月09日(金) |
16:15〜18:20 20:15〜22:15 [レイト] |
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1月10日(土)〜1月16日(金) |
10:05〜12:10 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,000 | ¥1,000 |
ドイツの港湾都市ハンブルク。諜報機関でテロ対策チームを率いる練達のスパイ、ギュンター・バッハマンは、密入国したひとりの若者に目をつける。彼の名前はイッサといい、イスラム過激派として国際指名手配されていた。
イッサは人権団体の若手弁護士の女性、アナベル・リヒターを介して、銀行家のトミー・ブルーと接触。彼の経営する銀行に、イッサの目的とする秘密口座が存在しているらしい。一方、CIAの介入も得たドイツの諜報界はイッサを逮捕しようと迫っていた。しかしバッハマンはイッサをあえて泳がせ、彼を利用することでテロリストへの資金支援に関わる“ある大物”を狙おうとしていた―。
そしてアナベルは、自分の呪われた過去と決別しようとしているイッサを命がけで救おうとする。また彼女に惹かれるブルーも、バッハマンのチームと共に闇の中に巻き込まれていくのだった……。
当代最高の名優であり、映画人たちから絶大な尊敬と信頼を得ているフィリップ・シーモア・ホフマン。『カポーティ』(05)ではアカデミー賞®主演男優賞に輝き、昨年も『ザ・マスター』での鬼気迫る演技で我々を魅了した。しかし2014年2月2日、突然の訃報に世界中が衝撃を受け、打ちひしがれた。まだ46歳の若さだった。自ら生命を削るような魂の演技と、その裏に隠された深い孤独。そのホフマンが遺した最後の主演作が『誰よりも狙われた男』だ。ホフマンが演じるのは、ドイツ・ハンブルクの小さなテロ対策スパイチームを率いる男、ギュンター・バッハマン。酒とタバコを手離さず、組織との軋轢と闘いながら、己の信念を貫こうとするバッハマンの孤高の凄みや哀愁、人間臭さを、ホフマンはこれ以上ない深みある演技で表現し、私たちを虜にする。
また、若手女性弁護士アナベルには『きみに読む物語』や『ミッドナイト・イン・パリ』のレイチェル・マクアダムス。銀行家ブルーにはウィレム・デフォー。CIAの実力者マーサにはロビン・ライトなど、錚々たる実力派の俳優たちが群像劇でもある本作の輪郭をしっかり固めている。
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