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男でも女でもない雌雄同体の心。カタツムリのようにたゆたう4人の愛と性。
【2019年5/24(金)※1週限定上映】
【監督】斎藤久志
【キャスト】縄田かのん,中神円,三浦貴大,藤原隆介,内田春菊
2018年/日本/120分/太秦/DCP
5月18日(土)〜5月24日(金) |
19:25〜21:40 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【誰もが一度は通る痛みを、鮮烈に描いた新しい愛の物語】
ふれたい。ふれたくない。雌雄同体のカタツムリは交尾の際に鋭い矢「恋矢(れんし)(Love dart)」を互いに突き刺しあう。この矢は交尾相手の生殖能力を低下させ、寿命すらもすり減らす。本作のタイトル『空の瞳とカタツムリ』は、故・相米慎二監督の遺作『風花』のタイトル変更案として最終候補まで残ったもの。監督は、相米監督の弟子筋であり『サンデイ ドライブ』『フレンチドレッシング』『なにもこわいことはない』など脚本・監督との二足の草鞋で活躍する斎藤久志。脚本を務めたのはテレビドラマ『深夜食堂』シリーズで脚本家デビューを果たし、本作が初のオリジナル映画脚本の荒井美早。求めあうがゆえに傷つけあうしかなかった男女四人。触ろうとすればするりと逃げる儚い青春の終わりを繊細なタッチで叙情的に描きだす、新しい愛の物語。
【好きな人の心と体、どちらかしか手に入らないとき、何を求め、どうすれば救われるのか。この映画が問であり、答えとなりますように・・・。】
祖母の残した古いアトリエでコラージュ作品を作りつづける岡崎夢鹿(縄田かのん)は、消えない虚無感を埋めるため、男となら誰とでも寝る生活を送っていた。一方、夢鹿の美大時代からの友人である高野十百子(中神円)は極度の潔癖症。性を拒絶し、夢鹿にしか触れられない。そして二人の友人、吉田貴也(三浦貴大)は、夢鹿への想いを捨てきれないまま堅実に生きようと努めていた。学生時代、とても仲のよかった三人。しかし月日が経つにつれ、少しずつバランスは崩れていった。そんな中、十百子は夢鹿に紹介されたピンク映画館でアルバイトを始めるが、行動療法のような日々に鬱屈していく。
その映画館に出入りする青年、大友鏡一(藤原隆介)は、満たされなさを抱える十百子に心惹かれていくが……。
夢鹿と十百子、永すぎたモラトリアムは終わろうとしていた。
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