ベルナルド・ベルトルッチ監督追悼。国境を超えて一大スキャンダルを巻き起こした本作を追悼上映!
【終了日:2019年7/12(金)】
【原題】Last Tango in Paris
【監督】ベルナルド・ベルトルッチ
【キャスト】マーロン・ブランド,マリア・シュナイダー,マリア・ミキ,ジョバンナ・ガレッティ,ジャン=ピエール・レオ
1972年/イタリア,フランス/129分/コピアポア・フィルム/DCP
6月29日(土)〜7月05日(金) |
17:20〜19:30 |
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7月06日(土)〜7月12日(金) |
08:50〜11:00 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
2018年11月26日、ベルナルド・ベルトルッチが肺癌によりローマで亡くなった。享年77。訃報を受けたカンヌ国際映画祭は、この映画人を「世界映画の導きの灯として永遠に輝き続ける、イタリア映画界の巨星」と呼んで讃えた。大作『ラストエンペラー』(87)でオスカー主要部門を総なめし、国際的な名声を確立する以前から、ベルトルッチ映画はその大胆な視覚的スタイルと物議を醸す内容で世界的に注目されていた。彼の名が広く世の耳目を集めるきっかけを作ったのが、公開と同時に国境を超えて一大スキャンダルを巻き起こしたこの『ラストタンゴ・イン・パリ』だ。今回、巨匠ベルナルド・ベルトルッチ監督に哀悼の意を表し緊急追悼上映の運びとなった。
【大スター、マーロン・ブランドの存在感に圧倒される】
ポール役を演じるのは、「メソッド俳優」として高く評価されると共にハリウッドの「映画スター」でもあったマーロン・ブランド。ベルトルッチ映画にアメリカ人俳優が主演するのは、初めてのことである。ジャンヌ役には、フランス人新進女優マリア・シュナイダーが抜擢された。ジャンヌの恋人の映画監督を演じるのは、フランソワ・トリュフォーの秘蔵っ子にして“ヌーヴェル・ヴァーグ”を象徴する若手俳優の一人ジャン=ピエール・レオだ。
撮影を手がけたのは、ベルトルッチと組んで数々の傑作を世に送り出したヴィットリオ・ストラーロ。音楽はベルトルッチが惚れこんだアルゼンチン生まれのジャズ・ミュージシャン(テナーサックス奏者)、ガトー・バルビエリ。
パリを舞台に、妻に自殺されたばかりのアメリカ人ホテル経営者ポールが、偶然出会った若いフランス人娘ジャンヌをアパルトマンの一室で衝動的に犯した後、二人が同じ部屋で互いのことを何も知らないまま逢瀬を重ね、やがて悲劇的な破局を迎えるまでが描かれる。
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