公式サイト: https://www.rom-movie.jp
本国で驚異の大ヒットを記録!
タブーに切り込み、ベトナムの闇を照らし出した衝撃作!
【終了日:2021年10/8(金)】
【原題】Rom
【監督】チャン・タン・フイ
【キャスト】チャン・アン・コア,アン・トゥー・ウィルソン
2019年/ベトナム/79分/マジックアワー/DCP
9月25日(土)〜10月01日(金) |
12:45〜14:10 |
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10月02日(土)〜10月08日(金) |
09:25〜10:50 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
賑わうサイゴンの裏町を舞台に、孤児の少年ロムが夢を叶えるため、巨額の当選金が手に入る「闇くじ」に挑む姿を、疾走感溢れるスタイリッシュな映像とリアリズムを追求したタッチで描く話題作。監督は、本作が長編デビュー作にして第24回釜山国際映画祭ニューカレンツ部門(新人監督コンペティション部門)最優秀作品賞、第24回ファンタジア国際映画祭 最優秀新人作品賞の受賞はじめ世界各国の映画祭で熱い視線が注がれる期待の新鋭チャン・タン・フイ。
“闇くじ”をテーマに描いた短編『16:30』がベトナム国内の映画祭で短編映画賞を総なめにし、カンヌ国際映画祭2013ショートフィルムコーナーに入選、高評価を得たことから始動した本作の長編企画は、オータムミーティング2014(※若手映画人のためのワークショップ)プロデューサー賞、アメリカ映画協会(MPA)のハノイ2015春コースで傑出企画賞を受賞するなど更なる話題を集める。実力を認められたチャン・タン・フイ監督の元には、『青いパパイヤの香り』『ノルウェイの森』のトラン・アン・ユン、『どこでもないところで羽ばたいて』グエン・ホアン・ディエップら世界的名声を持つ監督がプロデューサーとして名を連ね、アピチャッポン・ウィーラセタクン作品の編集者として世界的に知られるリー・チャータメーティクンがタイから迎えられた。短編『16:30』を企画してから長編『走れロム』完成に至るまでの期間は、2011年6月〜2019年2月となる。
釜山国際映画祭で輝かしい世界デビューを飾った本作だったが、凱旋帰国した監督たちを待っていたのは、ベトナム当局の検閲を通さずに国際映画祭に出品したことに対する罰金だった。社会問題となっている”闇くじ”を描いたことから、審査に引っかかり通過しなかったと思われる。結局、監督サイドは当局の要求を受け入れ、一部のシーンをカット、新しいシーンを追加し、釜山でのワールドプレミアと同じ上映時間79分に再編集した。
そうした苦境を経て商業公開に漕ぎつけた本国ベトナムでは、映画業界内での国際的な期待と評判、そして、検閲によって余儀なくされた内容の修正といった話題性が相まって、ロングランヒット中だったクリストファー・ノーラン監督の超大作『TENET テネット』を興行成績で上回る驚くべきヒットを記録!ミニシアター文化のないベトナムで、インディペンデント映画が商業的にも成功をおさめる一大センセーションを巻き起こした。
【STORY】
活気に満ちたサイゴンの路地裏にある古い集合住宅。多額の借金を背負う住民たちは、大金が当たる”闇くじ(デー)”に熱中している。14歳の孤児ロムは、宝くじの当選番号の予想屋として生計を立て、生き別れた両親を捜すための資金稼ぎを心の拠り所にしている。ライバルの予想屋フックは野心家で当選の確率も高く、ロムとフックはいつも競い合っていた。そんな中、地上げ屋から立ち退きを迫られ追い詰められた住民たちは、ひたむきに予想と向き合うロムを信じ、借金をすべて返すために一攫千金の賭けに出る。果たして、ロムは彼らを救うことができるのか――?!
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