MONOS 猿と呼ばれし者たち screen ベティ

時も、場所も、定かではない世界のどこか。
《猿》と呼ばれた8人の若き兵士がいた―
【終了日:2022年1/7(金)※元旦1/1(土)休館】

【監督】アレハンドロ・ランデス
【キャスト】モイセス・アリアス,ジュリアンヌ・ニコルソン
2019年/コロンビア,アルゼンチン,オランダ/102分/ザジフィルムズ/DCP

12月25日(土)〜12月31日(金)
11:15〜13:00
1月02日(日)〜1月07日(金)
09:05〜10:50
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,100
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,100
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
オンラインチケット購入はこちら

楽園なのか、戦場なのか―。

世間から隔絶された山岳地帯で暮らす8人の兵士たち。ゲリラ組織の一員である彼らのコードネームは“モノス”(猿)。「組織」の指示のもと、人質であるアメリカ人女性の監視と世話を担っている。ある日、「組織」から預かった大切な乳牛を仲間の一人が誤って撃ち殺してしまったことから不穏な空気が漂い始める。ほどなくして「敵」の襲撃を受けた彼らはジャングルの奥地へ身を隠すことに。仲間の死、裏切り、人質の逃走…。極限の状況下、”モノス”の狂気が暴走しはじめる。

前作「Porfirio」(11/日本未公開)がカンヌ国際映画祭監督週間に出品された新鋭アレハンドロ・ランデス監督の3作目は、南米・コロンビアで50年以上続いた内戦を下敷きにした物語だ。
暴力の脅威にさらされ続けたコロンビアの歴史と、外界から遮断された世界で生きる少年少女兵の思春期のゆらめきを重ね合わせ、幻想的な世界観で大胆に描いた本作は、サンダンス映画祭をはじめ世界中の映画祭で喝采を浴びた。
さらに、SCREEN DAILYが選ぶ2019年ベスト5では『パラサイト 半地下の家族』などの強豪を抑え1位を獲得、ギレルモ・デル・トロら名だたる映画監督や海外メディアからも絶賛の声が相次いだ。

出演するのは『キングス・オブ・サマー』の若手実力派モイセス・アリアス、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』のジュリアンヌ・ニコルソン。ほかに、高地での過酷な訓練を経て選ばれた演技未経験のコロンビアの若者たちと、実際のゲリラ組織「FARC」の元戦闘員も出演している。
標高4,300メートルの山頂と未開のジャングルで撮影された大自然の目を奪われる神々しさは圧巻。加えて、『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』でアカデミー賞にノミネートされた若き天才アーティスト、ミカ・レヴィのミニマルで特異なサウンドが、物語の寓話性と狂気性をより一層高めている。

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