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わたしたちが今までに犯してきた幾つもの罪は…。「誰かの花」奥田裕介の劇場初長編作品!
【終了日:2022年1/28(金)※1週限定上映】
【監督】奥田裕介
【キャスト】寉岡萌希,紗都希,松永有紗,木村知貴,富岡英里子
2017年/日本/101分/ガチンコ・フィルム/ブルーレイ上映
1月22日(土)〜1月28日(金) |
15:55〜17:40 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,100 | ¥1,100 |
「前半に続く平面的なショットとたゆたうような時間に油断していたら、突然あらぬ方向から弾丸が飛んできたような強度を持ったシーンとシークエンスに退っ引きならない感情が揺さぶられた。世界の真意を見極め続けようとする意思に貫き通されていて、油断大敵な映画だ。大人とはまだ呼べず少女とも言えない精神年齢の女性たちのガーリー映画の装いを持ちながら、極めて日本的でない感覚に満ちたシーンが時おり続き、良い意味でこちらを驚かせてくれる。主演の三人の女性たちはもちろんだが、トバさん(外波山文明)がものすごくよかった。図らずもトバさんの背中の芝居に泣かされてしまったのだ。そして、優しさによるだけでは解決しないのだという問いが、この映画だけでなく、現実を生きている僕たち自身が抱えていかなければならない問題だということを、あらためて覚悟させられる」
● 映画監督 瀬々敬久(『ヘヴンズストーリー』『64-ロクヨン- 』『最低。』)
「人には確かに何がしか後悔を含む記憶があり、癒せない傷が何処かにほっとかれ、けれどそれを収束しなければならないと思いながらも簡単には出来ない現実があり。そんな蓋みたいなものをヒョイと開けてみようする、そこから何かを始めるんだと言う覚悟が全く声高でなく、身の丈にある空気感で描かれていて、それはもう観て体験するしかない」
● 映画監督 篠原哲雄(『月とキャベツ』『地下鉄(メトロ)に乗って』)
【STORY】
工場が見下ろす町で。
忘れられない罪から逃げてきたピノ(寉岡萌希)と過去の罪と町から逃げ出せないパピコ(紗都希)が出会った。
ふたりの人生が交錯するときSUMMERTIMEの切ないメロディとともに10年前に止まっていた物語が動きはじめた。
町を抜け出したふたりに孤独な少女・菜摘(松永有紗)と謎の男・真島(木村知貴)が加わり、それぞれの想いを抱えた4人の小さな旅が始まる。
現在と過去が交差し、次第に明らかになるピノの罪とパピコの罪。
深い罪を背負った後藤(外波山文明)との出会い。
4人の行方は…。
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