夫婦愛のドラマをフロイト流の精神分析を通してサスペンスに仕立てたヒッチコックの隠れた名作。 幼少期のトラウマから盗みを重ねるようになった美貌の女と彼女を救おうとする夫との心理的葛藤を描いたこの映画、 公開当時「007」シリーズのジェームズ・ボンド役で一躍大スターになったショーン・コネリーがセクシーさを醸しだしながらもシリアスな演技を披露しているのが注目。 同監督の「鳥」でミステリアスな女性を演じたティッピ・ヘドレンが少女と大人の二面性を持つエキセントリックなヒロインを熱演しています。彼女の登場場面の素晴らしさは必見。