公式サイト: http://shoujo-jitensha.com/
因習の中に生きる少女の姿を通して未来への希望を描き世界中の拍手に包まれた、サウジアラビア初の女性監督による鮮烈デビュー作!
【原題】Wadjda
【監督】ハイファ・アル=マンスール
【キャスト】ワアド・ムハンマド, リーム・アブドゥラ
2012年/サウジアラビア/97分/アルバトロス・フィルム/DCP上映
3月08日(土)〜3月14日(金) |
11:50〜13:30 18:40〜20:20 |
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3月15日(土)〜3月21日(金) |
14:30〜16:10 18:30〜20:10 |
3月22日(土)〜3月28日(金) |
10:00〜11:40 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
映画館の設置が法律で禁じられている国サウジアラビアから、奇跡の傑作が誕生した!ヴェネチア国際映画祭インターフィルム賞、ロッテルダム国際映画祭批評家連盟賞などを受賞、世界中の拍手に包まれた本作は、2014年アカデミー賞外国語映画賞サウジアラビア代表にも選出された。
10歳のおてんば少女ワジダは男の子の友達アブダラと自転車競走がしたいのに、お母さんは男の子と遊ぶことも、自転車を買うことにもいい顔をしない。ワジダの住む世界には、女の子がしてはいけないことが沢山あるのだ。ある日、綺麗な緑色の自転車を見て、どうしても欲しくなったワジダは、自分でお金を貯めていつか手に入れることを誓う。
手作りのミサンガを学校でこっそり売ったり、上級生の密会の橋渡しのアルバイトをしたり・・・それでも自転車代の800リヤルには程遠い。そんな時、学校でコーランの暗誦コンテストが行わることになった。優勝賞金は1000リヤル!大の苦手のコーランだったが、ワジダは迷わず立候補、必死にコーランを覚えて練習を重ねるのだが・・・。
女性のひとり歩きや車の運転を禁じる国。映画は、この国で少女が直面する、女性として生きることの厳しさを直視しつつ、それでも前向きに生きる少女ワジダの日常をストレートに映し出す。従来の慣習に従いながらもワジダに未来への希望を託す母親、自分の道を見つけ出そうとするワジダの勇気・・・この母と娘の絆には、だれもが共感し胸を熱くするだろう。希望に満ちたラストシーンに観る者は爽やかな感動に包まれるとともに、世界中の子どもたちの未来が明るいものになるよう祈らずにはいられない。
監督はサウジアラビア初の女性監督となったハイファ・アル=マンスール。これまで、ショートフィルムやドキュメンタリー、テレビなどの仕事を通して、隔離された状態で生活するサウジアラビアの女性の声に耳を傾けてきた。本作では、習慣や規律に柔軟な子どもの目線で、サウジの抱える矛盾を鋭くもしなやかに描き出し、“ヴァラエティ誌が選ぶ注目すべき監督10人”にも選ばれた。また、映画館のないサウジ社会に新たな風を起こし、この作品を国内で公開すべきかどうかの是非が新聞の一面に取り上げられた。
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