公式サイト: https://schmidfilms.jp/
スイスの至宝 ダニエル・シュミットが誘う極上の夢の旅。幾度となく 美を見つけだす。
【終了日:2024年5/24(金)】
【原題】Jenatsch
【監督】ダニエル・シュミット
【キャスト】ヴィットリオ・メッゾジョルノ,ミシェル・ヴォワタ,クリスティーヌ・ボワッソン,ジャン・ブイーズ,キャロル・ブーケ,ラウール・ヒメネス,ローラン・ベルタン,フレディ・M・ムーラー
1987年/スイス/97分/マーメイドフィルム,コピアポア・フィルム/DCP
5月11日(土)〜5月17日(金) |
09:50〜11:30 |
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5月18日(土)〜5月24日(金) |
18:50〜20:35 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,200 | ¥1,200 |
その優美な映像と唯一無二の虚構世界により、熱狂的なファンを生み、日本のミニシアターブームの火付け役のひとつとなったダニエル・シュミットの作品。
昨今でも『ヘカテ デジタルリマスター版』や盟友ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーとタッグを組んだ『天使の影』などの上映により、新たなファンを獲得し続けている、そんなシュミット監督の『デ ジャ ヴュ』は1987年カンヌ映画祭で上映され絶賛を博した作品です。
ふたつの現実、ふたつの時間がシュミットの魔法によって美しく混じり合う、極上の<幻想映画>である本作がこの度初のデジタルリマスター版でロードショー。(同時公開:『季節のはざまで デジタルリマスター版』)夢のような画面にあらわれるのは、謎にひきつけられ惑わされる人々、幻影の人々、山岳地帯の勇壮な自然、ものものしい古城、散りばめられた鏡やすれ違い続ける列車、狂騒的なカーニバル…。
リヴェット、ロメールなどヌーヴェル・ヴァーグの作家たちの作品も手がけてきた名キャメラマン、レナート・ベルタや、R・W・ファスビンダーの『ローラ』や『第三世代』も手掛けた美術監督ラウール・ヒメネスが、一足踏み入れれば永遠に迷いこんでしまいそうな恐ろしさとときめきと共に、物語を作り上げます。
音楽は『赤い影』やブライアン・デ・パルマ作品など、ジャンル、国境を超えて活躍したイタリア出身の作曲家、ピノ・ドナッジオ。また、主人公が魅了される娘ルクレツィア役には、ルイス・ブニュエルの『欲望のあいまいな対象』でデビューを飾り、後にはシャネルのモデルとしても輝いたキャロル・ブーケ。
現実がゆさぶられ、めまいし、映画の奥へと導かれてゆく『デ ジャ ヴュ』。シュミットが案内するこの旅の中で、私たちはまるで指さきからこぼれ落ちる鈴の音のような美しさと、何度も出会い直しては、発見させられることでしょう。
ものがたり…
17世紀のスイス、グリソン州独立の最大の英雄であるイェナチュは、宿敵ポンペウスを殺し、権力を手中に入れた。しかし、数年後には“謎の人物”によってイェナチュもまた殺された──。現代の記者、クリストフはイェナチュの墓の発掘を指揮した人類学者トブラーとのインタヴューの仕事を引き受けた。トブラーは一風変わった人物で、イェナチュに取り憑かれている。やがて、ポンペウスの暗殺のあった城に、末裔の老嬢プランタを訪ねた帰路、クリストフは不思議なことにイェナチュに出会う。既視体験(ルビ:デ ジャ ヴュ)に悩まされるクリストフは謎を究明するべくもう一度城に向かうも、何とそこでポンペウス暗殺の現場を目撃。そして、ポンペウスの美しい娘ルクレツィアの姿を発見し…。
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