公式サイト: http://www.liza-koi.com
恋した相手が次々と殺される!? 嫉妬のリズムに踊り出す、ハンガリーで大ヒットのジャポネスク・ファンタジー!
【終了日:3/18(金)】
【原題】Liza, a rokatunder
【監督】ウッイ・メーサーロシュ・カーロイ
【キャスト】モーニカ・バルシャイ,デビッド・サクライ,サボルチ・ベデ・ファゼカシュ,ガーボル・レビツキ,ピロシュカ・モルナール
2014年/ハンガリー /98分/33 BLOCKS /DCP
3月05日(土)〜3月11日(金) |
16:05〜17:45 21:05〜22:45 [レイト] |
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3月12日(土)〜3月18日(金) |
15:10〜16:50 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,000 | ¥1,000 |
1970年代のブダペスト。元日本大使未亡人の看護人として住み込みで働くリザの心のよりどころは、日本の恋愛小説と、リザにしか見えないユーレイの日本人歌手、トミー谷。孤独な毎日を軽妙な歌声で元気付けてくれるが、リザは日本の小説にあるような甘い恋に出会うべく、30歳の誕生日に未亡人に2時間だけ外出許可をもらう。だが、その間に未亡人が何者かに殺害され、さらに彼女が恋した人は“死者”となる、奇怪な殺人事件が次々と起こる・・・。
九尾の狐伝説_亭を誘惑し、日本を乗っ取ろうと絶世の美女に化けた狐の妖怪の物語。ハンガリーで最も売れっ子のCMディレクターであるウッイ・メーサーロシュ・カーロイ監督が、短編映画祭に出席するため日本の那須を訪れた際、美しい狐の化身と恋をする男は次々と死んでしまうと言うこの伝説に魅せられ作り出したのが、彼の長編デビュー作『リザとキツネと恋する死者たち』である。
本作は、世界三大ファンタスティック映画祭のうちの2つの映画祭である、第35回ポルト国際映画祭でグランプリ、第33回ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で審査員&観客賞を受賞するなど各国で大絶賛。
注目すべきは、もともと小津安二郎監督や黒澤明監督などの日本映画、また深沢七郎や芥川龍之介などの文学に触れ、Jポップも大好きなメーサーロシュ監督が描く登場人物。日本の恋愛小説のような出会いを夢見る主人公のリザ、全編日本語のヘンテコ歌謡曲を歌うユーレイのトミー谷、そして個性的な死者たち。さらに全てオリジナルの劇中曲の軽快なリズムが観る者すべてを魅了する。
1970年代のレトロなブダペストを舞台に、ジャポネスクとヨーロピアンが不思議にマッチし、映像、音楽ともにクセになるキュートな作品が誕生した。
【STORY】
元日本大使未亡人マルタの専属看護師として住み込みで働くリザは、日本の恋愛小説が心のよりどころ。外出する機会もなく、孤独な毎日を送るリザの唯一の友人は、リザにしか見えないユーレイの日本人歌手トミー谷。軽妙な歌でリザを元気づけてくれる。
いつも通りおいしいスープを作るリザに、マルタは願いを聞いてあげようと上機嫌に話す。その日はリザの30歳の誕生日。日本の恋愛小説にあるような甘い恋愛に憧れるリザは、2時間だけ外出することを許してもらう。さびしそうに見つめるトミーを尻目に、リザは彼女なりのおしゃれに身を包み、うれしそうにお出かけする。憧れのメック・バーガーで、ハンバーガーにかぶりつくリザ。傍らではカップルが、愛をささやきあっているようにリザには見えるのだった。一方、リザのいないマルタの家、トミーがマルタの傍らに座っているが、マルタには見えない。ふと、クッキー缶に手を伸ばすマルタ。そのときマルタの巨体はベッドから勢いよく転落し、そのままぴくりとも動かなくなる。
マルタの死後、家の中の調度品を根こそぎ持ち出した親族は、リザにマルタの貯金がどこにあるのか聞き出そうとするが、何も答えられない彼女を見てマルタを貯金目当てに殺したのではと警察に訴える。悲しみにくれるリザに、追い打ちをかけるように疑いの目を向ける警察は、地方から転勤してきたばかりの刑事ゾルタンに捜査をまかせる。マルタのいない家に一人住むことになったリザ。新たな人生を歩むべく改めて小説のような恋を探すのだが、出会う人すべてが次々と個性的。鯉のメープルシロップ煮などのまずそうな料理ばかり好む男、棚に閉じこもらないと落ち着かない男、そして女と見れば誰でも近づく男…。しかし、恋を始めようとすると男たちにはキツネの影が忍び寄り、次々と死んでしまう。
ますます疑われるさなかに、リザはまずい料理を好む男のため、貯金をすっかり使い果たしてしまい、下宿人を募集することを思いつく。そこにちょうどよくおさまったのが、刑事ゾルタンだった。リザの生活を知るにつれ、殺人の影がみじんもないことに気付くゾルタン。いつしかゾルタンの眼差しは疑いから温かいものへと変化していた。そんなゾルタンを見るトミーの目には、リザを渡すまいとする嫉妬の炎が燃え上がるのだった。
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