モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由 screen ベティ

『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』から30年、大人になったすべての女性たちに贈るー。運命の再会を果たし、激しい恋に落ちた男と女の10年間の物語
【終了日:6/30(金)】

【原題】Mon Roi
【監督】マイウェン
【キャスト】バンサン・カッセル,エマニュエル・ベルコ,ルイ・ガレル,イジルド・ル・ベスコ,クリステル・サン=ルイ・オーギュスタン
2015年/フランス/126分/アルバトロス・フィルム,セテラ・インターナショナル/DCP

サービスデーなど、上映回によっては多少混み合います。
満席にはなりません。
6月17日(土)
09:20〜11:25
17:05〜19:20
6月18日(日)〜6月19日(月)
17:05〜19:20
6月20日(火)〜6月23日(金)
09:20〜11:25
17:05〜19:20
6月24日(土)〜6月30日(金)
09:15〜11:25
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,100
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,100
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
<R15+>指定作品
前売り券を1,500円にて販売中
販売場所:劇場窓口(公開前日まで)、ネットショップ(6/13(火)まで)有隣堂伊勢佐木町本店(上映期間中も販売)
パンフレットをネットショップで販売中
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感じあうことだけが、ふたりの真実

【『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』の鮮烈な愛から30年、フランス映画に再び恋愛映画の傑作が誕生!
カンヌが絶賛する才能が贈る、官能的な大人のための物語】

本物の〈激しい愛〉が見たいのなら、フランス映画だという時代があった。『ベティ・ブルー 愛と激情の日々』や『ポンヌフの恋人』など、愛にすべてを捧げる主人公の男女の姿が、世界中の女性たちの心をわし掴みにした。けれどもその後、社会の変化と不安が加速していき、時代は癒しを求め始める。フランス映画といえども、優しく愛らしいラブストーリーが増えていったのだ。
あれから30年、甘いだけの物語はもう十分、もっとリアルで官能的な大人が満足できる恋愛映画が観たい──そんな女性たちの声に応えて、期待の新鋭監督マイウェンが華やかに登場した。女優としても活躍し、リュック・ベッソン監督の『レオン』や『フィフス・エレメント』などに出演、監督前作の「パリ警視庁:未成年保護特別部隊」がカンヌ国際映画祭で絶賛され、審査員賞を受賞した新しい才能だ。
今、再びアムールの国フランスから、強く求め合うのにすれ違う男と女の姿を通して、恋愛の眩しい光と突き刺す影、甘い蜜と痺れる毒──そのすべてを恐れずに真正面から描いた、新たな傑作が誕生した!

【フランスを代表する名優と女性監督が夫婦を演じる、愛にまつわる幾千の謎がつまった10年間の物語】

スキー事故で大けがを負ったトニーは、リハビリセンターで黙々とトレーニングを続けながら、元夫のジョルジオとのハリケーンのような10年間を振り返る。トニーは弁護士で知性と教養に溢れているが、容姿やスタイルは平凡だった。一方、レストラン経営者のジョルジオは、女性を喜ばせることに天才的で、いつも美女に囲まれてパーティ三昧の派手な暮らしを送っていた。そんな二人がなぜ愛し合うことになったのか?さらに結婚した途端、理想の男のはずのジョルジオが、思いがけない素顔を見せ始める─。
ジョルジオには、『美女と野獣』『ブラック・スワン』のヴァンサン・カッセル。何もかも完璧と見せかけて、実は女やお金などあらゆる欲望にだらしないジョルジオ。次から次へと繰り出すおかしいくらいの身勝手さと、時折のぞく弱さや正直さ─今やハリウッドでも大役をはる名優が、愛さずにはいられないセクシーで魅力的なダメ男を演じきった。
トニーには、監督としても高く評価されるエマニュエル・ベルコ。第68回カンヌ国際映画祭で、『太陽のめざめ』で女性監督として史上2度目のオープニング上映を飾り話題となった。恋の喜びと愛の不安に激しく揺れながらも、自分を取り戻そうともがくトニーに全存在をかけて扮し、カンヌ国際映画祭で見事に女優賞に輝いた。
ジョルジオの突飛な言動に傷ついたトニーの逃げ場所となる弟役には、名匠フィリップ・ガレル監督の愛息子で、子供の頃から父親の監督作に出演し、近年では『SAINT LAURENT/サンローラン』の圧倒的な存在感で注目されたルイ・ガレル。彼の恋人役には、マイウェン監督の妹で、『ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー』で印象的な役割を務めたイジルド・ル・ベスコ。
パリの最先端のレストラン、ハイセンスなインテリア、色鮮やかなファッション、カジュアルだけど個性的なウェディングなど、今のパリジェンヌたちのライフスタイルも楽しめる。愛につけられた傷は、やがて輝く生きた証に変わる──すべての女性の胸を焦がす10年間の物語。

【_男は楽しい時だけを共有しようとし、女は悲しみも分かち合いたいと願う_】

「人は時々自分が見えなくなる」──スキー場で転倒してヒザに大けがを負った弁護士のトニー(エマニュエル・ベルコ)は、リハビリセンターの医師に“心”の話をされてポカンとする。しかし、ヒザの痛みは心の痛みと連動すると諭され、思い当たるあまりホロリと涙をこぼしてしまうのだった。あれは10年前、夜ふけ過ぎのクラブ。トニーは学生時代にバイトしていた店の常連客で、秘かに憧れていたジョルジオ(ヴァンサン・カッセル)と再会する。いつも美女たちを引き連れていたレストラン経営者のジョルジオは、マジメな学生だったトニーのことなど全く覚えていなかった。だが、バツイチになり昔よりは大胆になったトニーは、機転の利いた印象的なアプローチでジョルジオの心をつかむ。二人が恋におちてからの進展は早かった。なぜかジョルジオは、プロポーズより先に「君の子供が欲しい」と言い出した。想像以上に遊び人だったジョルジオの過去に不安を抱くトニーだが、「今は違う」という彼の言葉を信じたかった。やがてトニーの妊娠が判明し、二人はトニーの弟のソラル(ルイ・ガレル)と彼の恋人のバベット(イジルド・ル・ベスコ)、ごく親しい数人の友達に見守られて、ささやかだけれど愛情に満ちた結婚式を挙げるのだった_。

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