巨匠ベルナルド・ベルトルッチ、10年の沈黙を破り、世界中が待ち望んだ新作が遂に公開
【監督】ベルナルド・ベルトルッチ
【キャスト】ヤコポ・オルモ・アンティノーリ , テア・ファルコ
2012年/イタリア/97分/ブロードメディア・スタジオ/DCP上映
7月13日(土)〜7月19日(金) |
10:00〜11:40 16:00〜17:40 |
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7月20日(土)〜7月26日(金) |
14:30〜16:10 20:35〜22:15 [レイト] |
7月27日(土)〜8月02日(金) |
12:10〜13:50 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
『ドリーマーズ』発表後、重い病に苦しむはめになったベルトルッチは、一時は引退さえ覚悟したが、車椅子とともに生きる自らの現実を受け入れたことで映画作りへの意欲が再燃。そんなときガブリエレ・サルヴァトレス監督作品『ぼくは怖くない』(03)の原作者でもあるニッコロ・アンマニーティの小説に触れ、「読んで、たちまち恋に落ちた」というベルトルッチは、迷うことなくその映画化を決意した。
かくして完成した10年ぶりの新作『孤独な天使たち』は、ベルトルッチが30年ぶりに母国のイタリア語で撮った映画であり、くしくも監督デビュー作『殺し』(62)から50周年の節目を飾るメモリアル作品となった。
口うるさい母親や学校に問題児扱いされているロレンツォは、単独行動を好む14歳の少年だ。
あらゆる世間のしがらみから解き放たれたいと願う彼は、秘密の計画を実行に移す。学校のスキー合宿に参加すると母親に嘘をつき、自宅のあるアパートメントの地下室にこもって一週間を過ごすつもりなのだ。食料も寝床も暖房も確保されたその空間には、ロレンツォの大好きな本と音楽、そして誰にも邪魔されることのない静寂が完璧に揃っていた。
ところがロレンツォの至福の時間は、2日目にして意外な闖入者にかき乱されてしまう。美しくも奔放な異母姉オリヴィアが転がり込んできたのだ。
こうして波乱含みで始まった孤独な姉弟の“共同生活"は、ロレンツォの内に潜む思いがけない無垢な感情を呼び覚ましていくのだった……。
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