保険証を持っていないため手術を受けられなかった女性ー。当事者を起用して映画化し、ベルリン国際映画祭銀熊賞ダブル受賞。
【原題】Epizoda u zivotu beraca zeljeza
【監督】ダニス・タノビッチ
【キャスト】セナダ・アリマノビッチ,ナジフ・ムジチ
2013年/ボスニア・ヘルツェゴビナ,フランス,スロベニア/74分/ビターズ・エンド/DCP上映
2月01日(土)〜2月06日(木) |
13:50〜15:10 20:30〜21:45 [レイト] |
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2月07日(金) |
13:50〜15:10 |
2月08日(土)〜2月14日(金) |
13:55〜15:10 |
2月15日(土)〜2月21日(金) |
10:00〜11:20 |
2月22日(土)〜2月28日(金) |
18:55〜20:15 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,000 | ¥1,000 |
ボスニア・ヘルツェゴヴィナに暮らすロマの一家は、貧しくも幸福な日々を送っていた。
ある日、3人目の子供を身ごもる妻・セナダは激しい腹痛に襲われ病院に行く。 そこで医師から今すぐに手術をしなければ危険な状態だと、夫・ナジフに告げられた。しかし保険証を持っていないために、 鉄くず拾いで生計を立てている彼らにはとうてい支払うことのできない手術代を要求される。妻の手術を懇願するも病院側は受け入れを拒否。 「なぜ神様は貧しい者ばかりを苦しめるのだ」と嘆きながら、ただ家に帰るしかなかった・・・。
家族を守るために奔走する無骨だか優しい眼差しのナジフ。 懸命に試練と向きあい、決して憤ることなく、大切な人と共に生きることの意味を静かに投げかける彼の姿に、観る者は心を揺さぶられるだろう。
戦争の愚かさを描いた『ノー・マンズ・ランド』で、アカデミー賞(R)外国語映画賞など数々の賞を受賞し衝撃のデビューを飾ったダニス・タノヴィッチ。 その後もエマニュエル・ベアールを始めとする名だたる俳優たちが共演した『美しき運命の傷痕』を発表するなど世界を舞台に活躍。 2011年に故郷ボスニア・ヘルツェゴヴィナの新聞で、ナジフとセナダに起こった“できごと“を知り「何としても映画にして、世間に訴えなければいけない」 と立ち上がった。ボスニア紛争の最前線で記録映像を撮っていたころのシンプルな手法に立ち戻り、たった1万3000ユーロの自己資金でわずか9日間の撮影を敢行。 実際の当事者であるナジフとセナダを出演させ、まるでドキュメンタリーのような緊張感のある映像世界を創り上げる。 夫婦の記憶を一緒に辿るドキュドラマという斬新なアプローチで、感情の機微を丁寧にすくい取る感動作を誕生させた。
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