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“食”と“科学”としての鯨を贅沢に語り尽くすドキュメンタリー
【終映日:2023年11月3日(金)】
【監督】八木景子
【キャスト】谷光男,鮎川捕鯨の皆様,ユージン・ラポワント,ジュヌビエーヴ・デスポーテス,加藤秀弘,八木信行,樋口真嗣
2023年/日本/77分/八木フィルム/DCP
10月21日(土)〜10月27日(金) |
17:35〜19:00 |
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10月28日(土)〜11月02日(木) |
12:20〜13:45 |
11月03日(金) |
21:20〜22:40 [レイト] |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,200 | ¥1,200 |
ひとりの日本人女性が人生の転換期に辿り着いた“食文化としての“クジラ”というテーマを真っ向から世界に初反論し、大きな話題となったドキュメンタリー映画『ビハインド・ザ・コーヴ』。監督の八木景子は、“クジラ”という題材をさらに深く探索するべく、「地球の環境問題」にまで向きあったのが『鯨のレストラン』である。
監督の八木景子は、クジラと何の所以もなかった。ましてや、映画製作の経験すら全くなかった、
2011年、東日本大震災時に奇しくも石巻市でボランティアに参加していた。
後に、和歌山県・太地町を舞台に処女作である映画『ビハインド・ザ・コーヴ』の撮影をしていた2014年に、石巻市が日本最大の捕鯨基地と知り、驚愕したという。撮影中には多くの偶然が起きていた。人生の転換期にひょんなことから、クジラの問題に関わることとなった。「今、伝えなくてはいけない」という使命感を持って、8年、さまざまな苦境を乗り越えて最新作『鯨のレストラン』を完成させた。
食糧不足は本当なのか?
昆虫食か?人工肉か?野生肉か?
人間はどこへ向かっていくのか?
全盛期の日本での消費量と比べて現在では1%までに衰退したクジラ産業。
そんな苦境な状況で「一乃谷」の大将、谷光男は、あえて「クジラ専門店」を運営している。
かつては、日本の高度成長期時代、日本人のタンパク源のトップがクジラだった。牛や豚、鳥よりもクジラが多く食されていた。クジラは今では輸入に依存しているが、「輸出」までしていた。
現在では「クジラ専門店」は、国内では手で数えるほど数件になってしまったが「一乃谷」は全国のクジラ店からも一目おかれ尊敬されている。
大将の谷が東北から上京して東京・神田に「一乃谷」として、お店を構えたのは、宮城県・石巻市で東日本大震災が起こる1年前の2010年のことであった。石巻市は、国内では最大の捕鯨基地である。
本作はクジラの料理としての魅力だけではなく、環境問題にも触れ、科学的な見地から現代におけるヴィーガンブームからの森林伐採を含め「タンパク源」のバランスの問題にも向き合う。自然資源のルールを決める国際会議と無縁の「クジラ専門店」の大将と、国際会議の主要人物の証言を記録したものである。
(C)2023 YAGI Film Inc.
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