ラブホテルで交差する男たち、女たち 身も心も触れ合うとき、きっと何かが見えてくる─ 不器用で愛おしい人々へ
【監督】廣木隆一
【キャスト】染谷将太,前田敦子,イ・ウヌ,ロイ,
2014年/ /135分/東京テアトル /DCP上映
1月24日(土)〜1月30日(金) |
11:55〜14:15 16:10〜18:30 20:00〜22:15 [レイト] |
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1月31日(土)〜2月06日(金) |
11:45〜14:05 19:50〜22:05 [レイト] |
2月07日(土)〜2月13日(金) |
17:45〜20:10 |
2月14日(土)〜2月20日(金) |
20:00〜22:15 [レイト] |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,000 | ¥1,000 |
一流ホテルマンと周囲に偽る歌舞伎町のラブホテルの店長・徹。彼は有名ミュージシャンを目指す沙耶と同棲しているがちょっぴり倦怠期。勤め先のラブホテルでいつもの苛立つ1日を過ごすはずだった。そこに集まる年齢も職業も違う訳アリな男と女たち。彼らの人生が鮮やかに激しく交錯した時にあらわれる欲望や寂しさ、そして秘密。徹の人生もまた予期せぬ方へ変わっていく・・・・・・。
主演、ラブホテルの店長として、さまざまな人間模様に翻弄されながらも成長していく青年・徹役には、『ヒミズ』(11)で日本人初の第68回ヴェネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞し、若手俳優きっての実力派として『寄生獣』(14)など話題作に次々と出演する染谷将太。彼自身でしか演じきれない表情を自然体のまま好演。
ヒロイン、徹の恋人で、有名ミュージシャンを目指す沙耶を演じるのは前田敦子。『苦役列車』(12)、『もらとりあむタマ子』(13)をはじめ、日本映画有数の監督たちがこぞって起用し、トップアイドルから本格派女優としての道を歩む。本作では、ギターの弾き語りを披露し、恋に揺れる大人の表情はかつてなく美しい表情である。
そして、染谷、前田に加え、時効が明日に迫った逃亡犯の二人を南果歩と松重豊。風俗スカウトマンと家出少女に忍成修吾と我妻三輪子。逢瀬を重ねる不倫刑事カップルに河井青葉と宮崎吐夢。そして、日本で暮らす韓国人の恋人同士を、キム・ギドク監督衝撃作『メビウス』(13)に出演するイ・ウンウと、人気アイドルグループ「5tion」のロイが演じている。また、大森南朋、村上淳、田口トモロヲが、彼らの人生とすれ違う男たちに扮して印象深い。
監督はメジャーからインディペンデントまで多彩な作品を手掛け、官能的な映像で男女の心の機微をすくい取ってきた廣木隆一。本作では、人生にもがく人々の姿、その希望と再生をユーモアを交え、リアルで温かく描く。脚本は日本映画を挑発する数々の名作・衝撃作を生み出し、2013年『共喰い』が話題を呼び、2014年9月に公開した『海を感じる時』(14)がヒットした荒井晴彦。日本の映画史に名を残す二人の名匠が、『ヴァイブレータ』(03)、『やわらかい生活』(05)に続き、3度目のコラボレーションを果たした。そして、音楽は映画音楽を初めて手掛けるつじあやの。さらにmeg with SWEEPの主題歌がエンディングを彩る。
ここに登場するのは、愛を求める者、愛に裏切られた者、そして、夢を追う者、夢に破れた者たち。みんなこの街にやってきて、誰かと触れ合い、別れを経験して、新しい世界へ旅立っていく。人生うまくいかない、つまいづいている、不器用で愛おしい大人たちへ捧ぐ、笑って泣ける、大人の恋愛群像劇がここに誕生した。
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