R-18文学賞受賞作品を映画化。同性に惹かれ合う2人、甘く危険な思春期の少女たち日々を描く
【監督】金子修介
【キャスト】大谷澪 , 花井瑠美 , 川田広樹 , 川村亮介 , 奥菜恵 , 秋本奈緒美 , 竹中直人
2013年/日本/92分/よしもとクリエイティブ・エージェンシー/ブルーレイ上映
12月07日(土)〜12月13日(金) |
16:25〜18:00 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
『自縄自縛の私』に続いて新潮社主催の「女による女のためのR-18文学賞」作品の映画化シリーズ第2弾。
雛倉さりえが16歳で記した同名小説を原作に、まるでジェリーフィッシュ=クラゲのように艶めかしく、しかし刺さると痛い毒を持つ思春期少女たちの繊細かつ残酷、そして優しい愛と嫉妬の日々を、名匠・金子修介監督が透明感あふれるタッチで描いていく。
これまで、どのようなジャンルの作品の中でも少女に対するこだわりを示し、その瑞々しい感性を映画的に機能させてきた金子監督作品の集大成ともいえる、甘く危険な思春期ファンタスティック・ワールド。
その一方で、ウィリアム・ワイラー監督の名作『噂の二人』を劇中に引用しながら、同性愛に対する世間の偏見などをさりげなく示唆しているあたりは、この監督ならではの反骨精神の顕れともいえよう。
まるで永遠のように繰り返されていくキスをはじめする蒼きエロティシズムかつフェティシズムに満ちたシーンの数々に、共にこれが映画初主演となる大谷澪と花井瑠美が体当たりで挑みながら、初々しくもはかない存在感を美しく醸し出していく。
川村亮介、川田弘樹(ガレッジセール)、奥菜恵、秋本奈緒美、そして竹中直人ら出演陣が巧みに彼女たちをサポートしている。
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