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炭鉱画家・山本作兵衛と彼を知る人々の証言を通じて、この国の過去と現在と未来を掘る!ゴットン!
【終了日:2019年9/27(金)】
【監督】熊谷博子
【キャスト】井上冨美,井上忠俊,緒方惠美,菊畑茂久馬,森崎和江
2018年/日本/111分/オフィス熊谷/DCP
9月14日(土)〜9月20日(金) |
09:00〜10:50 |
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9月21日(土)〜9月27日(金) |
10:45〜12:40 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,700 | ¥1,400 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,400 | ¥1,100 | ¥1,100 |
2011年5月25日、名もない炭坑夫の描いた記録画と日記697点が、日本初のユネスコ世界記憶遺産になった。暗く熱い地の底で、石炭を掘り出し運ぶ男と女。命がけの労働で、この国と私たちの生活を支えた人々の生々しい姿である。
作者の山本作兵衛さん(1892-1984)は、福岡県の筑豊炭田で、幼い頃から働いた生粋の炭坑夫だ。自らが体験した労働や生活を子や孫に伝えたいと、60歳も半ばを過ぎてから本格的に絵筆を握った。専門的な絵の教育は一度も受けていない。そして2000枚とも言われる絵を残した。
作兵衛さんが炭鉱の記録画を描き始めたのは、石炭から石油へというエネルギー革命で、国策により炭鉱が次々と消えていくさなかであった。その裏では原子力発電への準備が進んでいた。作兵衛さんは後の自伝で「底の方は少しも変わらなかった」と記している。その言葉から半世紀。作兵衛さんが見続けた「底」は今も変わらず、私たちの足元に存るのではないか?
作兵衛さんの残した記憶と向き合い、その絵さながらに働いた元おんな坑夫の人生や作兵衛さんを知る人々の証言を通じ、この国の過去と現在、未来を掘る! ゴットン!
「思ヘバ悲シ、我々勤労者ナリ」
「けっきょく、変わったのはほんの表面だけであって、底のほうは少しも変わらなかったのではないでしょうか。炭鉱はそのまま日本という国の縮図に思われて、胸がいっぱいになります。」
炭坑画家・山本作兵衛
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