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料理がつないだ“元一流シェフ”と“アスペルガー症候群の少年”の友情を描くバディムービー!
【終了日:2020年1/17(金)】
【原題】Quanto basta
【監督】フランチェスコ・ファラスキ
【キャスト】ビニーチョ・マルキオーニ,バレリア・ソラリーノ,ルイジ・フェデーレ,ニコラ・シリ
2018年/イタリア/92分/ハーク/DCP
1月04日(土)〜1月10日(金) |
11:25〜13:00 |
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1月11日(土)〜1月17日(金) |
09:35〜11:15 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
〝グルメ界の神〟になりそこね、不器用で怒りっぽい性格の中年男。〝神の舌を持つ天才〟でありながら、恋愛に不慣れなピュアな青年。生きてきた環境も性格もまったく異なる二人が、料理を通じて心を通わせていく姿を、イタリアならではの明るさと優しさで描く心温まるヒューマンコメディ。水と油のような関係の凸凹コンビによるバディ・ムービーや、コンテストの開催地トスカーナをめざすロードムービーの楽しさも満載。想像力と創造性に満ちた鮮やかなイタリア料理に味覚を刺激されながら、全編にわたり極上のテイストを醸し出している。
主人公アルトゥーロを演じるのは、凄惨な自爆テロから唯一生還した男の実話『イラクの煙』(10)で「ヴェネチア国際映画祭イタリア映画記者賞」やイタリアのアカデミー賞「ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞」ほか多くの主演男優賞に輝いた名優ヴィニーチョ・マルキオーニ。口にした料理の材料と調味料をすべて言い当てることができる「絶対味覚」の持ち主グイド役を熱演した若手注目株ルイジ・フェデーレは、純朴なキャラクターの喜怒哀楽を巧みに表現し、本作で「国立イタリア映画記者連盟賞」を受賞。この二人を見守る女性心理学者アンナ役は、イタリアでスマッシュヒットを記録しシリーズ化された『いつだってやめられる10人の怒れる教授たち』のヴァレリア・ソラリーノ。三者三様の人間味あふれるナチュラルなパフォーマンスが芳醇なスパイスとなって、観客の心を感動で満たしていく絶品の逸作。
【story】
海外の超一流店で料理の腕を磨き、開業したレストランも成功させた人気シェフのアルトゥーロ(ヴィニーチョ・マルキオーニ)。しかし、共同経営者に店の権利を奪われたことで暴力事件を起こし、順風満帆だった人生から転落。地位も名誉も信頼も失った彼は、社会奉仕活動を命じられ、自立支援施設「サン・ドナート園」でアスペルガー症候群の若者たちに料理を教えることになった。 無邪気な生徒たちと、少々荒っぽい気質の料理人の間には、初日からギクシャクした空気が流れる。だがそんな生徒のなかに、ほんの少し味見をしただけで食材やスパイスを完璧に言い当てられる「絶対味覚」を持つ天才青年グイド(ルイジ・フェデーレ)がいた。祖父母に育てられたグイドが料理人として自立できれば、家族も安心するだろうと考えた施設で働く自立支援者のアンナ(ヴァレリア・ソラリーノ)の後押しもあり、グイドは「若手料理人コンテスト」へ出場することになった。アルトゥーロを運転手にして、グイドは祖父母のオンボロ自動車に乗り込み、コンテストが開催されるトスカーナまでの奇妙な二人旅が始まる。
「コンテストで優勝すれば、賞金がもらえて、車を買えて、恋人ができる!」とハイテンションなグイドに対し、運転を任されたアルトゥーロは道中ずっと同じ曲をエンドレスで聴かされたり、ホテルの部屋は殺虫剤の臭いがキツいからと車中泊を強いられたり、天真爛漫だがこだわりの強いグイドのペースにすっかり巻き込まれてしまうのだった...。
道中トラブルに見舞われながらも何とかトスカーナに到着し、多くの人々が注目するなか、いよいよ3日間にわたる料理バトルがスタート。一次予選はグイドお得意の「試食による材料当て」。二次予選は「課題料理の調理」。これらを勝ち抜いた2名だけが決勝戦に臨むことができるのだ。才能のすべてをかけた大一番に挑むグイドだったが、ちょうど時を同じくしてアルトゥーロ自身にも再起をかけた大きな仕事が舞い込み、コンテストの途中で帰らざるをえない事態に陥る。今や師弟関係以上の絆で結ばれたアルトゥーロとグイド。果たして二人の“夢”は叶えることができるのか......。
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