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泣いて笑って逝ってらっしゃいー。最強のキャスト、スタッフで贈る、笑いと涙の青春ファンタジー!
【終了日:2020年1/17(金)※1週限定上映】
【監督】樋口尚文
【キャスト】前田敦子,高良健吾,白洲迅,尾上寛之
2019年/日本/99分/ティ・ジョイ/DCP
1月11日(土)〜1月17日(金) |
13:45〜15:30 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
卒業から10年たったある日。母校・茨木高校を突然訪れ、突然逝ってしまったクラスメート。
彼はなぜ母校にやってきたのか? そして、なぜ死んだのか?
かつての親友を失って、やりきれない悲しみで集まった同級生たちは、ひょんなことから母校のなかで、自分たちでお通夜をすることになる。見たことも聞いたこともない、不思議なお通夜を通して、失った友情を取り戻し、果たせなかった愛の思いをあらたにする仲間たち。
そして、笑いと涙の一夜に、思わぬファンタジックな朝がやってくる――。
大切な人の死によって、再び結びつく仲間の絆。観る人すべてのノスタルジーを揺さぶる、大人の物語が誕生した。
【川端康成の名作群をモチーフに】
大阪府茨木市の市制70周年の記念事業として制作された本作。原案となったのは、茨木市で3歳から18歳まで育ち、日本初のノーベル文学賞を受賞した川端康成の作品群だ。茨木市で過ごした少年時代をもとにした『十六歳の日記』、茨木中学時代(現在の府立茨木高校)の思い出を描いた『師の棺を肩に』『少年』、少年少女のみずみずしい交友を綴った『バッタと鈴虫』、ユーモラスなエッセイ風の『葬式の名人』、魔界と評される川端ワールドを堪能できる『片腕』をモチーフに、現実とファンタジーが混じり合うユニークな群像劇が誕生した。
【最高のキャスト、スタッフ陣で映画化】
とびきりのやさしさに包まれたこの作品で初のママ役に挑戦したのは、実生活でもママになった前田敦子。映画女優として評価を集めてきた前田が、この実生活にも重なる運命的なヒロインを、格別な思いをこめて熱演。完成後の試写では、これまでの主演作のなかでも最高の集中力と絶賛を浴びている。そして、前田とこれ以上はない息の合った演技で物語をリードするのは、高良健吾。『悼む人』『シン・ゴジラ』などの話題作で好演、『多十郎殉愛記』『アンダー・ユア・ベッド』など主演作も目白押しの高良が、ちょっとコミカルで優しい新境地を爽やかに披露する。謎の鍵を握るミステリアスな同級生として、映画・ドラマで一気にブレイク中の白洲迅が鮮やかな魅力をふりまく。さらに、彼らを美しく幻想的な夢の世界にいざなう幻の女として、映画『浪花の恋の物語』(59)、『東京暮色』(57)で知られる日本映画界の至宝・有馬稲子が奇跡の出演。
ノーベル賞受賞作家・川端康成の作品を原案に、ゆかりの深い大阪府茨木市で大ロケーションを敢行。監督をつとめたのは、映画評論家として長年活躍し、初劇場映画『インターミッション』(13)が熱烈な支持をあつめた樋口尚文。脚本、プロデューサーは、日本におけるチャップリン研究の第一人者であり、『太秦ライムライト』(14)も手がけた大野裕之。撮影は、『帝都物語』(88)『波の盆』(80)の中堀正夫、照明は『GONINサーガ』(15)『甘い鞭』(13)の祷宮信、美術は『夏の庭』(94)『壬生義士伝』(03)の部谷京子、音楽は『のぼうの城』(12)『ヘルタースケルター』(12)の上野耕路、編集は『草迷宮』(79)『戦場のメリークリスマス』(83)の大島ともよ、劇中マンガに『L'amant ラマン』『フレンチドレッシング』などが映画化された人気マンガ家・やまだないとなど、日本映画屈指のスタッフが揃った。
【story】
大阪府茨木市——木造アパートで息子・あきお(阿比留照太)と二人で暮らす28歳・渡辺雪子(前田敦子)。
そこに、茨木高校時代の同級生・吉田創(白洲迅)の訃報が届く。
野球部で吉田とバッテリーを組んでいた豊川大輔(高良健吾)ら、旧友たちが遺体の安置所に集まった。進学校を卒業した同級生たちはそれぞれ自分の道を歩んでいる。工場勤めシングルマザーで、家賃の支払いにも窮する雪子は肩身が狭い。
高校時代、ピッチャーだった吉田は、地方予選決勝で右腕を故障して棄権。野球を断念した。その無念を知る豊川は、「吉田をもう一度、母校・茨高(いばこう)へ連れて行ってやりたい」と提案。吉田の棺桶をかついで茨木の街を練り歩き、久しぶりに母校を訪れ、思い出話で盛り上がる。
と、ここで熱血漢の豊川がささいなことで葬儀屋と喧嘩をしてしまい、彼らは母校の中で、吉田のお通夜を行うはめになってしまった。僧侶(栗塚旭)の読経も終わり、いよいよ吉田に別れを告げる時——雪子があきおに真実を告げる。
「ここで寝てる人は、あきおのパパやねん…」。
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