公式サイト: https://sousei.gr.jp/tenzo/
『サウダーヂ』『バンコクナイツ』に続く富田克也最新作は、仏教とそれを取り巻く3.11以後の日本のすがた
【終了日:2020年1/24(金)】
【監督】富田克也
【キャスト】河口智賢,近藤真弘,倉島隆行,青山俊董
2019年/日本/62分/空族/DCP
1月11日(土)〜1月17日(金) |
15:45〜16:55 |
---|---|
1月18日(土)〜1月24日(金) |
19:35〜20:40 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,100 | ¥1,100 |
10年前、本山での修行期間を終えた兄弟子の隆行(リュウギョウ)と弟弟子の智賢(チケン)は、自らの生まれた寺へとそれぞれ戻っていった。
富士山の裾野に広がる山梨県都留市、耕雲院。智賢は、住職である父と、母、妻、そして重度の食物アレルギーを抱える3歳の息子と共に暮らしている。全国曹洞宗青年会副会長としての顔も持ち、いのちの電話相談、精進料理教室やヨガ坐禅など、意欲的な活動を続けている。
一方の兄弟子・隆行は福島県沿岸部にあったかつてのお寺も、家族も檀家も、すべてを津波によって流されてしまった。今では瓦礫撤去の作業員として、ひとり仮設住宅に住まいながら本堂再建を諦めきれずにいた―。
仏僧も、それぞれみなひとりの人間。仏教は果たして必要とされているのか? 今こそ本当に信仰が求められる時代なのではないか。苦悩しながらも仏道に生きる若き僧侶の姿、そして高僧・青山俊董のことばを通じて、映画は驚くべき境地に観客を誘うことになる。
10年前、本山での修行期間を終えた兄弟子の隆行(リュウギョウ)と弟弟子の智賢(チケン)は、自らの生まれた寺へとそれぞれ戻っていった。
富士山の裾野に広がる山梨県都留市、耕雲院。智賢は、住職である父と、母、妻、そして重度の食物アレルギーを抱える3歳の息子と共に暮らしている。全国曹洞宗青年会副会長としての顔も持ち、いのちの電話相談、精進料理教室やヨガ坐禅など、意欲的な活動を続けている。
一方の兄弟子・隆行は福島県沿岸部にあったかつてのお寺も、家族も檀家も、すべてを津波によって流されてしまった。今では瓦礫撤去の作業員として、ひとり仮設住宅に住まいながら本堂再建を諦めきれずにいた―。
仏僧も、それぞれみなひとりの人間。仏教は果たして必要とされているのか? 今こそ本当に信仰が求められる時代なのではないか。苦悩しながらも仏道に生きる若き僧侶の姿、そして高僧・青山俊董のことばを通じて、映画は驚くべき境地に観客を誘うことになる。
演じているのは、全国曹洞宗青年会の実際の僧侶たち。映画製作にあたり、彼らが“今、一番話を聞いてみたい曹洞宗の高僧”青山俊董老師の元へ、実際に智賢が訪ね交わされた対話を軸に、福島、山梨、長野、そして中国の自然の中で繰り広げられる、現代日本の僧侶たちの日常が、フィクションとドキュメンタリーの枠を超え、円環しはじめる。
監督は常に規格外の作品で国内外に話題を振りまく空族・富田克也。『サウダーヂ』(11)で疲弊する地域社会を描き、『バンコクナイツ』(16)では現代日本をアジアから照射したが、今回は仏教とそれを取り巻く3.11以降の日本社会の姿を真っ向から捉えた。第72回カンヌ国際映画祭の批評家週間「特別招待部門」に選出され、海外からの驚嘆の眼差しで迎えられた本作が、いよいよ日本公開となる。
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