変わりゆく世界に生きるある大家族の四季。現代山水絵巻のごとく中国新世代の才能が描いた驚嘆の傑作。
【終了日:未定】
【原題】春江水暖 Dwelling in the Fuchun Mountains
【監督】グー・シャオガン
【キャスト】チエン・ヨウファー,ワン・フォンジュエン,ジャン・レンリアン,ジャン・グオイン
2019年/中国/150分/ムヴィオラ/DCP
2月27日(土)〜3月05日(金) |
10:55〜13:30 |
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3月06日(土)〜3月12日(金) |
12:40〜15:10 |
3月13日(土)〜3月19日(金) |
11:30〜14:05 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
【大河・富春江が流れる街。老いた母と4人の息子、孫娘の恋。】
杭州市、富陽。大河、富春江が流れる。しかし今、富陽地区は再開発の只中にある。顧<グー>家の家長である母の誕生日の祝宴の夜。老いた母のもとに4人の兄弟や親戚たちが集う。その祝宴の最中に、母が脳卒中で倒れてしまう。認知症が進み、介護が必要なった母。「黄金大飯店」という店を経営する長男、漁師を生業とする次男、男手ひとつでダウン症の息子を育て、闇社会に足を踏み入れる三男、独身生活を気ままに楽しむ四男。恋と結婚に直面する孫たち。変わりゆく世界に生きる親子三代の物語。
【まさに市井の人々を描く山水絵巻。横移動スクロールの超ロングテイクや壮大なロングショットに息を呑む。】
これが長編デビューとなる、まだ若い監督の映画が、いきなり2019年カンヌ国際映画祭批評家週間のクロージング作品に選ばれた。監督のグー・シャオガンは、山水画の絵巻「富春山居図」にインスピレーションを得て、クラシックでありながら、革新的な映画を完成させた。エドワード・ヤン、ホウ・シャオシェン、ジャ・ジャンクーの遺伝子を感じさせる新世代の才能として世界に迎えられたのだ。息を呑む横移動スクロールの超ロングテイクや壮大なロングショット。激動の中国に生きる、ある大家族の営みが、まさに絵巻としてスクリーンに広がる。
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