水を抱く女 screen ベティ

公式サイト: https://undine.ayapro.ne.jp

官能的なバッハの旋律にのせて神話が幻想的に蘇るーミステリアスな愛の叙事詩
【終了日:2021年5/28(金)】

【原題】Undine
【監督】クリスティアン・ペッツォルト
【キャスト】パウラ・ベーア,フランツ・ロゴフスキ,マリアム・ザリー,ヤコブ・マッチェンツ
2020年/ドイツ,フランス/90分/彩プロ/DCP

5月15日(土)〜5月21日(金)
13:05〜14:40
5月22日(土)〜5月28日(金)
21:00〜22:30 [レイト]
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,100
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,100
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
★[レイト]回はレイトショー割引
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,100
会員 ¥1,200 ¥1,100 ¥1,100
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
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愛が終わるとき、哀しき殺意のとき

【魅惑的な“水の精”神話―――名匠クリスティアン・ペッツォルトが大胆に現代に置き換えて映画化】

『東ベルリンから来た女』などドイツの歴史を描き、社会派として知られる名匠ペッツォルト監督が、新作のモチーフに選んだのは「水の精」。「愛する男に裏切られたとき、その男を殺して、水に還らなければならない」という切ない宿命を背負った女の物語を、現代都市ベルリンに幻想的に蘇らせた。

【古代ギリシャ時代から天才たちを魅了してきた 愛の物語】

水の精の物語はペッツォルト監督のみならず、多くの天才アーティストたちにインスピレーションを与え、無数のバリエーションを生んできた。古くはギリシャ神話に根源となるモチーフを確認でき、アンデルセンはお伽話「人魚姫」を書き上げ、チャイコフスキーはオペラ、ドビュッシーは楽曲を創作した。ゲーテが「ドイツの真珠」と絶賛したロマン派のフリードリヒ・フケーが発表した傑作小説「水の精 ウンディーネ」は、現代でも読み継がれている。近年、再評価されている三島由紀夫の自伝的小説「仮面の告白」にも登場している。

【若き実力派の親密な再タッグ!】

妖艶なウンディーネを演じたのは、『婚約者の友人』や『ある画家の数奇な運命』のパウラ・ベーア。本作でベルリン国際映画祭とヨーロッパ映画賞にて女優賞受賞という快挙を成し遂げた。心優しいクリストフ役には『希望の灯り』のフランツ・ロゴフスキ。このふたりは、ペッツォルト監督の前作『未来を乗り換えた男』でも共演しており、稀有な才能の再タッグが、濃密な映像世界へと誘引する。

【Story】

ベルリンの都市開発を研究する歴史家ウンディーネ。彼女はアレクサンダー広場に隣接する小さなアパートで暮らし、博物館でガイドとして働いている。恋人のヨハネスが別の女性に心移りし、悲嘆にくれていたウンディーネの前に、愛情深い潜水作業員のクリストフが現れる。数奇な運命に導かれるように、惹かれ合うふたりだったが、次第にクリストフはウンディーネが何かから逃れようとしているような違和感を覚え始める。そのとき、彼女は自らの宿命に直面しなければならなかった・・・。

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