公式サイト: https://www.sanka-film.com
流浪の民・山窩。混乱の今、これまでを問い、これからをつくる私たちの物語。【終映日:2022年9月16日(金)】※一週間限定上映
【監督】笹谷遼平
【キャスト】杉田雷麟,小向なる,飯田基祐,蘭妖子,内田春菊,渋川清彦
2022年/日本/77分/マジックアワー/DCP
9月10日(土)〜9月16日(金) |
12:50〜14:15 |
---|
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
高度成長にわく1965年。受験勉強のため、東京から祖母の家がある山奥の田舎に帰ってきた中学生の則夫は、ふとしたきっかけで、山から山へ漂泊の旅を続ける山窩(サンカ)の家族と出会う。一方的な価値観を押し付けられ、生きづらさを抱えていた則夫は、既成概念に縛られず自然と共生している彼らの姿に魅せられていく。サンカの長・省三、彼の母タエばあ、娘のハナと交流は深まり、いつしかその家族は則夫にとって特別な存在となっていく。しかし村の経済発展に力を注ぐ建設会社に勤める父・高志の事業計画を知り、苦悶した則夫はある事件を引き起こす。
主人公・則夫を演じるのは、『半世界』『罪の声』『孤狼の血 LEVEL2』など話題作への出演が続き、いま最も注目される若手実力派俳優、杉田。初主演となる本作ではナイーブさを漂わせた孤独な少年を等身大の演技で好演する。則夫が出会う野性味あふれる心優しいサンカの娘ハナには、女優、アーティストとして活動する小向なる。役作りのため山を走る「トレイルランニング」技術を習得し、身体能力を高め撮影に挑んだ。その父親で流浪の民サンカ一家の長、省三を渋川清彦が独特の存在感をたたえ体現している。そして、サンカの老婆に蘭妖子、則夫の祖母に内田春菊、父親に飯田基祐と個性豊かな俳優が脇を固めた。
監督は、北日本の馬文化に密着したドキュメンタリー映画『馬ありて』など「自然の中で人間がいかに生きるか」をテーマに映画を撮り続ける笹谷遼平。『山歌』は、第18回伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞を受賞した『黄金』(旧題)の映画化で、自身初の長編劇映画作品となる。また、第 17 回大阪アジアン映画祭のプログラムの一つ、斬新で挑戦的な作品を紹介するインディ・フォーラム部門にて世界初上映となった。
月例イベント
ブログ