被災復活の只見線、過疎地域の蘇りを導く一人の写真家の情熱物語
【終映日:2022年10/21(金)】
【監督】安孫子亘
【キャスト】星賢孝
2021年/日本/80分/きろくびと/DCP
10月01日(土)〜10月07日(金) |
12:55〜14:25 |
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10月08日(土)〜10月14日(金) |
11:05〜12:35 |
10月15日(土)〜10月21日(金) |
09:25〜10:50 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
2011年7月、あの東日本大震災3.11からわずか4か月後のこと。新潟県と福島県を襲った集中豪雨はJR只見線の鉄橋を押し流し沿線に大きな被害を与えた。静かに暮らす田舎のローカル線にとって致命傷となる決定的な損害である。廃線か存続か?地元では只見線を愛する応援団が小さな声をあげ存続を求めた。長い協議の末、地域住民の熱い想いが実り、奇跡的に全線復旧が実現した。喜びの反面、復旧後の赤字を解消できるのか?問題は山積した。その中で、すでに故郷の存続危機を案じ活動している一人の写真家がいた。年間300日、只見線と奥会津の絶景を数十年撮り続けている郷土写真家 星賢孝。撮った写真をSNSで毎日のように世界に発信した。地道な努力が実り次第に海外から只見線を撮る観光客が増えて行った。星賢孝は50年前に消滅した「渡し船」も復活させ、押しも押されぬ観光スポットを創り上げた。さあ、これからという矢先に”コロナウイルス”に止められた。この映画は、郷土写真家 星賢孝と陰となって只見線を支えている人々にスポットをあて、3.11に隠れた福島の大きな被災を記録した作品である。気候変動の走りでもある異常気象と被災鉄道の再建を通して「美しい自然」と「恐ろしい自然」が隣り合わせにある尊い自然環境。それを生み出す我々人類の暮らしを見つめ直す原点回帰を想う作品となる事を願っている。
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