足りない色、足りない部品――。合せてみたら、息できた。
【終映日:2023年3月17日(金)】※1週間限定上映
【監督】淺雄望
【キャスト】上原実矩,若杉凩,森田想,川瀬陽太,広澤草,新海ひろ子,渚まな美,桐島コルグ,佐久間祥朗,奥田智美,菊池正和,河野孝則
2021年/日本/82分/カブフィルム/DCP
3月11日(土)〜3月17日(金) |
19:05〜20:35 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
美術部に所属する朔子は、船のスケッチに苦戦している最中に誤って海に転落。それを目撃した西原が「溺れる朔子」の絵を描いて絵画コンクールで受賞、朔子の絵は学校に飾られるハメに。さらに新聞記者に取材された西原は「次回作のモデルを朔子にする」と勝手に発表。朔子は、悔しさから絵の道を諦め、代わりに壊れた鳩時計などを使って造形物の創作に挑戦するが、再婚した父と臨月の義母、そして親友の栄美と仲違いしてしまう。引っ越しと自宅の取り壊し工事が迫る中、美術室で向き合う朔子と西原。”できること“を見つけられないことに焦る朔子は、「なぜ自分をモデルに選んだのか?」と西原に疑問をぶつける……。
上原実矩『この街と私』×若杉凩『ジオラマボーイ・パノラマガール』×森田想『アイスと雨音』
2つの映画祭でグランプリを獲得。恐るべき新鋭監督・淺雄望(あさおのぞみ)の長編第一作!
主人公の朔子を演じるのは、300人のオーディションから選ばれた主演作『この街と私』が注目を集めた上原実矩。朔子と相対する西原役には『ジオラマボーイ・パノラマガール』など性別を問わず様々な役で活躍する若杉凩。朔子の親友・栄美役に『わたしの見ている世界が全て』でマドリード国際映画祭にて主演女優賞を受賞した森田想。そのほか、SF研究部の部員役に渚まな美、桐島コルグなどフレッシュなキャストの脇を川瀬陽太、広澤草などベテラン陣が固める。
監督は、大九明子監督などの元で助監督をつとめながら中・短編を製作してきた淺雄望。本作で、第22回TAMA NEW WAVEおよび第15回田辺・弁慶映画祭でグランプリを含む6冠を達成した。撮影監督に『話す犬を、放す』の大沢佳子、照明に『無限ファデーション』の松隈信一、美術に『SYNCHRONIZER』の栗田志穂など精鋭たちが揃った。変わりゆく世界に新たな光を放つ本作は、2022年日本映画の新しい波の中で、台風の目となるに違いない
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