ラーニングコレクティブ・RAU(都市と芸術の応答体)の短編作品と、そのゲストアーティストである三宅唱の作品を上映。キーワードは「土地の身振り」。【終映日:2022年12月18日(日)】
12月04日(日)〜12月09日(金) |
19:50〜 |
---|---|
12月10日(土) |
19:10〜 |
12月12日(月)〜12月18日(日) |
19:10〜 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,000 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,000 | ¥1,200 |
上映プログラム
▶RAU1 12/4(日)~7(水)19:50-21:30
建築物、室内、よって立つ土地。そこに居るという関わりを書き換えていく身体的/言語的運動を捉えた映像群。
荒田幸広『隅田川』(2021)3分
川は、水を流す土地の傾きでもある。沿って歩くしかない境界で、その線を支えにする居方を思ってみる。
津久井南帆『大間木三丁目』(2020)3分
地上の様子が変わり続ける新興住宅地を写しとりながら、その下で変わらない土地の姿を想像する。
遠藤七海『となりの高橋さん』(2021)3分
隣人宅の取り壊しが、小さな振動を介して室内へ伝わってくる。同じ土地の上に暮らしていることの実感に出会う。
佃七緒『辻をはらむ』(2022)13分
カメラは、出産を控えた姉の目の替わりになる。土地、家、行事を巡る中で、いつもの散歩道が変質していく。
三宅唱『土手』(2021)5分
複数のスケールで捉えられる東京の「土木」。RAU2020「土木と詩」の議論から生まれた作品。
三宅唱『THE COCKPIT』(2014)64分
マンションの一室で生まれる音楽と詩。繰り返されるリズムは、やがて室内を飛び出し、東京の土地をワンカットで捉える。
▶RAU2 12/8(木)、9(金)19:50-21:40 10(土)19:10-21:00
土地を移動することが物語を生む。人の移動と時を超えた集団性の重なりが形作った「道」から、人の姿を見直す作品群。
Yukiho Itadani『Stien Og Fyret』(2020)5分
時間を超えて重なった人の移動が道を生む。重なりは、そこを自らが行くことでしか写し取れない。
mari takahashi『ある風景の記録』(2022)7分
かつて通った道を辿りながら、自分一人の尺度を超えた土地の歴史に実感を得ていく。見ることを問い直す。
なかむらまゆ 兒崎汐美 若林さち『風に潜る』(2022)11分
移動に引き出された語りが、異なる土地に重なっていく。無数にある土地の物語に巡り会う。
三宅唱『ROAD MOVIE』(2022)4分
黄金町に至る無人の道が、この土地に生きてきた人々の時間を思わせる。道から始めるロードムービー。
三宅唱『やくたたず』(2010)75分
白い平野を行く様々な速度が、日常に物語の緩急を生む。風土は人の運動によって映る。
▶RAU3 12/12(月)19:10-20:30
土地を移動することが物語を生む。人の移動と時を超えた集団性の重なりが形作った「道」から、人の姿を見直す作品群。
Yukiho Itadani『Stien Og Fyret』(2020)5分
mari takahashi『ある風景の記録』(2022)7分
なかむらまゆ 兒崎汐美 若林さち『風に潜る』(2022)11分
三宅唱『ROAD MOVIE』(2022)4分
三宅唱『1999』(1999)3分
15歳の三宅唱による作品。編集により変形された空間は、走り続ける少年たちの運動を引き延ばす。
三宅唱『無言日記2016』(2016)50分
移動の中で撮られたスナップ映像の連結。断片はやがて都市や土地の持つ時間・空間の広がりを実感させる。
▶RAU4 12/13(火)、14(水)19:10-21:20
都市の姿から、折り重なる時間を見出していく。都市の向こうに控える土地を眼差す作品群。
mari takahashi『Schwedter Steg』(2021)3分
都市の全てを捉えることはできないが、歩き、眼差すことから、都市との向き合いは始まる。
たかすかまさゆき『スイングビル10階』(2021)3分
日々撮られた街の様子は、そこにある時間の重なりと人の集まりが、鑑賞の時間を通じて段々と伝わってくる。
永井雅也『坂の物語(わたしはどこにいるのか)』(2021)10分
黄金町、ひいては横浜の土地に重なる土地の歴史を現在から写し取る。土地にある様々な流れを見出す。
三宅唱『きみの鳥はうたえる』(2018)106分
若者3人の函館での生活を映し出す。同じ空間にいる人と人の距離や配置が、映らないはずの内心や関係性を立ち上げる。
▶RAU5 12/15(木)19:10-21:30
都市の姿から、折り重なる時間を見出していく。都市の向こうに控える土地を眼差す作品群。
mari takahashi『Schwedter Steg』(2021)3分
たかすかまさゆき『スイングビル10階』(2021)3分
『坂の物語(わたしはどこにいるのか)』(2021)10分
三宅唱『Playback』(2012)113分
都市に潜む、時空を超える道のりを映す。道を行くことで、土地が人の身振りと物語に強い必然性を与える。
▶RAU6 12/16(金)~18(日)19:10-21:20
ある土地で、こうとしか応えようのない必然を伴う身振り。見ることから始まる、土地と不可分な身体の在り方を捉えた作品群。
キヨスヨネスク 小山薫子『荒川平井住宅』(2021)10分
土地を聴き、進む人の様子を追い続ける。他者の身体を通じて、土地の有り様に近づこうとする。
山縣瑠衣『運転の練習』(2022)6分
母と娘がカメラを受け渡しながら行く道中の記録。カメラを向けるとき、私たちは何をそこに見て、進むのか。
たかすかまさゆき 佃七緒『輪/わの時間』(2022)24分
長く暮らし、繰り返されながら変化していく時間を、その土地に生きる人の身振りと語りから捉える。
三宅唱『ワイルドツアー』(2018)67分
山口情報芸術センター[YCAM]で中高生と共同制作。カメラで映すこと、観ること、そこに映ることで、人と空間が共に見えてくる。
三宅唱『長浜』(2016)18分
役者がその土地にいるということを、演技以前の姿から再考する。石橋静河が、ある海の岩場へ応える。
| |
月例イベント
ブログ