誰かを愛することは、こんなにも狂おしい。無名の俳優が書き遺した一編の回想録。
【終了日:2024年3月8日(金)】
【監督】ペーテル・レバネ
【原作】セルゲイ・フェティソフ
【キャスト】トム・プライヤー,オレグ・ザゴロドニー,ダイアナ・ポザルスカヤ
2021年/エストニア,イギリス/107分/リアリーライクフィルムズ/DCP
2月09日(金) |
12:30〜14:20 20:55〜22:45 [レイト] |
---|---|
2月10日(土)〜2月16日(金) |
12:35〜14:30 19:35〜21:30 [レイト] |
2月17日(土)〜2月22日(木) |
10:00〜11:55 18:40〜20:30 |
2月23日(金) |
10:00〜11:55 |
2月24日(土)〜3月01日(金) |
20:30〜22:20 [レイト] |
3月02日(土)〜3月08日(金) |
10:05〜12:00 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,200 | ¥1,200 |
<Introduction>
2011年ベルリン国際映画祭、PET SHOP BOYSやMobyらのMV監督として知られていたペーテル・レバネは、見知らぬ男に声をかけられた。この本を読んで貰えないか ─ 本の表紙には、『ロマンについての物語』と書かれている。その週末、ペーテルは一気にこの本を読み終えた。そして、すぐに映画化を決めた。それほどに、無名の俳優セルゲイ・フェティソフが綴ったこの回想録は、ペーテルの心を深く突き動かしたのだった。
ペーテルは2014年に、俳優のトム・プライヤー(『博士と彼女のセオリー』『キングスマン:シークレットサービス』)と知り合うと意気投合、彼らはセルゲイに多くの時間をかけてインタヴューを重ね、脚本の準備を始めた。セルゲイのことを知れば知るほど、二人はこの企画にのめり込んでいった。─ 彼の生き方は愛の力そのものであり、勇気と歓びと人生への驚きを喚び起こす ─ こうして三人の共作による脚本は完成した。
ところがそんな矢先、ペーテルとトムの元に想像もしなかった報せが届く。
2017年、セルゲイ急逝。65歳の若さだった。
ペーテルとトムはもう後戻りできないことを理解していた。
4年後、『ファイアバード』は、ペーテル、トム、そしてセルゲイの想いを乗せて、漸(ルビ=ようや)く完成に漕ぎつけた。
<Story>
1970年代後期、ソ連占領下のエストニア。モスクワで役者になることを夢見る若き二等兵セルゲイ(トム・プライヤー)は、間もなく兵役を終える日を迎えようとしていた。そんなある日、パイロット将校のロマン(オレグ・ザゴロドニー)が、セルゲイと同じ基地に配属されてくる。セルゲイは、ロマンの毅然としていて謎めいた雰囲気に一瞬で心奪われる。ロマンも、セルゲイと目が合ったその瞬間から、体に閃光が走るのを感じていた。写真という共通の趣味を持つ二人の友情が、愛へと変わるのに多くの時間を必要としなかった。しかし当時のソビエトでは同性愛はタブーで、発覚すれば厳罰に処された。一方、同僚の女性将校ルイーザ(ダイアナ・ポザルスカヤ)もまた、ロマンに思いを寄せていた。そんな折、セルゲイとロマンの関係を怪しむクズネツォフ大佐は、二人の身辺調査を始めるのだった。
Firebird
ファイアバード
※火・熱・太陽の象徴である“火の鳥(ルビ=ファイアバード)”には、永遠の命と大きな愛の力が宿っている。しかしその圧倒的な強さゆえ、触れると火傷をすることもある。
(C) FIREBIRD PRODUCTION LIMITED MMXXI. ALL RIGHTS RESERVED / ReallyLikeFilms
月例イベント
ブログ