公式サイト: https://schmidfilms.jp/
スイスの至宝ダニエル・シュミットが描きだす万華鏡のごとき夢と記憶、そして永遠の別れ──
【終了日:2024年5/24(金)】
【原題】Hors saison
【監督】ダニエル・シュミット
【キャスト】サミー・フレイ,カルロス・デベーザ,イングリット・カーフェン,アリエル・ドンバール,マリサ・パレデス,ジェラルディン・チャップリン,モーリス・ガレル
1992年/スイス,ドイツ,フランス/92分/マーメイドフィルム,コピアポア・フィルム/DCP
5月11日(土)〜5月17日(金) |
11:40〜13:15 |
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5月18日(土)〜5月24日(金) |
20:45〜22:25 [レイト] |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,200 | ¥1,200 | ¥1,200 |
その優美な映像と唯一無二の虚構世界により、熱狂的なファンを生み、日本のミニシアターブームの火付け役のひとつとなったダニエル・シュミットの作品。
昨今でも『ヘカテ デジタルリマスター版』や盟友ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーとタッグを組んだ『天使の影』などの上映により、新たなファンを獲得し続けています。この度、1992年のロカルノ映画祭のオープニングを飾り、上映後は満席の観客から拍手が鳴り止まなかったという、シュミット作品の中でも最も愛される傑作のひとつ『季節のはざまで』が『デ ジャ ヴュ』と共に、初のデジタルリマスター版で公開です。
本作は、シュミット自身の少年時代の記憶を基に、祖父母が経営していたホテルを基に脚本を執筆。長い廊下、エレベーターホールにバー、レストラン、隅々にまで目を奪われる内装のホテルは玉手箱のような舞台となって、誰もが大切にしまっている、切なくなってしまうほどに甘美な思い出の扉を開けてゆきます。
ホテルを訪れるナレーター、ヴァランタン役を演じるのは『はなればなれに』『夕なぎ』のサミー・フレイ。深く、端正な魅力たっぷりに物語を支えます。アンニュイな女性歌手リロ役には『ラ・パロマ』『天使の影』のイングリット・カーフェン、“世界一の美女”ステュデール夫人にはエリック・ロメール『海辺のポーリーヌ』のアリエル・ドンバール、伝説の女優サラ・ベルナールには『オール・アバウト・マイ・マザー』はじめペドロ・アルモドバル作品でおなじみのマリサ・パレデス、祖父母役にはフェリーニの妹、マリア・マッダレーナ・フェリーニとモーリス・ガレルが扮するなど、各国の豪華キャスト揃い。
また、撮影地の村でシュミットに発見された当時8歳のカルロス・デベーザも、とびきりチャーミングに少年時代のヴァランタンを演じています。
ものがたり…
舞台はスイスの山中に建つ古いホテル。ここの持ち主だった祖父母に育てられたヴァランタンが、ホテルが取り壊されると聞いて記憶をたよりにやってくる。今は無人と化したホテルの中を歩きながら、彼は少年時代の懐かしい記憶の数々を思う。あこがれの“世界一の美女”や女性歌手とピアノ弾き、魔術師、思い出話がいつも面白かった祖母。少年ヴァランタンにとって大人たちの世界は素晴らしく魅力的なものだった。過去と現在が交錯するホテルで、シュミットがつむぎ出す夢幻的な舞台がいま始まる。
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