「撮った、愛した、生きた!」2023年2月10日に死去したスペインの匠、カルロス・サウラ監督作
【終了日:2024年7/26(金)】
【監督】カルロス・サウラ
【キャスト】アナ・デ・ラ・レゲラ,マヌエル・ガルシア=ルルフォ,グレタ・エリソンド
2021年/スペイン,メキシコ/99分/Action Inc./DCP
7月13日(土)〜7月19日(金) |
14:15〜16:05 |
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7月20日(土)〜7月26日(金) |
10:10〜11:55 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
メキシコ第二の都市、グアダラハラで撮影が始まった2019年、サウラは87歳、ストラーロは79歳。アナ・デ・ラ・レゲラ(NETFLIXドラマ『ビバ!メヒコ』)とマヌエル・ガルシア=ルルフォ(NETFLIXドラマ『リンカーン弁護士』)を主演に、メキシコ国立バレエ団ソリストのグレタ・エリソンドをイネス役に抜擢。20代の瑞々しいダンサーたちの熱い舞台を撮りきった。メキシコでも舞台の演出をしていたことから、編集が半年延期になり完成したのが2021年。撮影の9割を行ったグアダラハラの劇場の照明を気に入ったヴィットリオ・ストラーロが、それを最大限に活用し、サウラ監督も超小型マイクでライブ音を録音するなど、二人とも革新的な技術を使って新たな可能性に挑戦した作品。現実と虚構、舞台と映画が交差しながら、一つの物語を作っていく。 映画の最初と最後に出る絵コンテは、撮る前ではなく、編集中の週末や映画が完成してから描いたもので、舞台であれ映画であれ、冒険するリスクを犯して即興の醍醐味を味わいたいから絵コンテは描かない、と2021年11月のEl Español誌のインタビューで語っている。メキシコ音楽は50年代、60年代とスペインで大ヒットし、ホルヘ・ネグレーテやトリオ・ロス・パンチョスなど大勢のミュージシャンが、スペインでコンサートを行なっていたので、監督には身近な音楽だった。メキシコに行くたびにサンプリングし、伝統音楽の宝庫であるメキシコでなら現代と融合するミュージカルが撮れる、と確信して始まった、この企画が最後の劇映画となった。
(C)PIPA FILMS&PACHA INVERSIONES Y PRODUCCIONES AUDIOVISUALES
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