切り抜きされた、私たちの景色。
【監督】髙橋泉
【キャスト】藤嶋花音,新恵みどり,廣末哲万,萩原 護
2024年/日本/98分/カズモ/
9月21日(土)〜9月26日(木) |
14:30〜16:15 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
動物園の猿を逃して逮捕された女子高生。誹謗中傷に晒された彼女を救いたいと取材にのめり込むルポライターは、いつしか自身の精神のバランスを崩していくが……。 映画『彼女はなぜ、猿を逃したか?』は、孤高の映像ユニット「群青いろ」の最新作。『東京リベンジャーズ』シリーズなどの人気作を手がける脚本家・髙橋泉と、『凶悪』(13)などの俳優や『さよなら さようなら』(03)ほかの監督としても活動する廣末哲万が放つ本作は、実際のニュースをモチーフに髙橋が執筆した脚本を自ら監督。東京フィルメックス2022のメイド・イン・ジャパン部門にてジャパンプレミア、第15回下北沢映画祭「群青いろ」新作特集でのお披露目が話題を呼び、このたび期間限定上映が決定した。
ルポライターを演じたのは、群青いろ作品にとって欠かせない新恵みどり。映像制作に携わるその夫は、まさに群青いろを象徴する廣末哲万。事件の鍵を握る高校生役には、これが映画初出演となった藤嶋花音と、ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(NTV)にも出演した萩原護が抜擢され、瑞々しい風を吹き込んでいる。撮影は映像作家で俳優でもある恵水流生がつとめた。
女子高生はなぜ猿を逃したのか。その理由を知る必要はそもそもあるのか? 会ったこともないどこかの誰かのあれこれに振り回されるより、もっと我儘になって自分自身に目を向ければ、世界はこんなにも滑稽で自由にあふれている!
STORY
ルポライターの優子(新恵みどり)は、動物園の猿を逃して逮捕された17歳の女子高生・未唯(藤嶋花音)の取材に取り組んでいる。事件は世間の注目をいたずらに集めていたが、未唯から動機を聞き出そうとしても、優子が望む「鬱屈とした社会と戦う少女」のストーリーが出てくる気配はない。
一方、優子の夫の奏太(廣末哲万)は映像制作を生業としているが、かつては自主映画を撮っていた。アルバイトの男子校生トキオ(萩原護)に、もう映画は撮らないのかと問われ、撮れないのだと明かす奏太。撮ることで誰かを傷つけてしまうという苦い経験が奏太にはあった。
同じ頃、記者の佐藤(高音沢光)もまた、未唯に接触していた。佐藤が入手したある映像に基づく捏造記事は拡散され、未唯の生活は脅かされる。誹謗中傷に晒された未唯の中の真実を探ろうとするうち、徐々に心のバランスを崩していく優子。
そしてある夜、奏太は驚くべきことを語り始める。そしてある夜、奏太は驚くべきことを語り始める……。
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