実話を基に描かれる、海の男たちの誇りと絆の戦争秘話
【原題】Comandante
【監督】エドアルド・デ・アンジェリス
【キャスト】ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ,マッシミリアーノ・ロッシ,ヨハン・ヘルデンベルグ
2024年/イタリア・ベルギー合作/121分/彩プロ/
9月28日(土)〜10月04日(金) |
09:45〜11:50 |
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10月05日(土)〜10月11日(金) |
12:15〜14:20 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,200 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,200 |
イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは1939年に就役し第二次大戦に参加、戦局によってイタリア、ドイツ、日本と渡り歩き数奇な運命を辿った潜水艦である。1943年、ドイツ軍の指導下で極東に派遣される際、「アキラ3号」の仮称を付与された。直後にイタリアが降伏すると日本軍によって拿捕され、その後ドイツ軍に引き渡されて「UIT24」と改名。さらにドイツ降伏後には再び日本軍に接収され「伊号第五百三潜水艦」として特殊警備潜水艦となり、1945年の日本軍降伏後に連合国に接収され、紀伊水道で海没処分された。ドイツ軍下にあってもドイツの傀儡であるサロ政権側についたイタリア海軍将兵が乗艦し、日本軍下でも日本側についたイタリア人水兵が乗艦していた。彼らは戦後も日本に残り遺族は現在も日本で暮らしている。なお、本艦をモチーフにしたスペシャルテレビドラマが二宮和也主演で制作され、「潜水艦カッペリーニ号の冒険」として2022年正月に放映されて話題となった。
[物語]
1940 年 10 月、イタリア海軍潜水艦コマンダンテ・カッペリーニは、イギリス軍への物資供給を断つために地中海からジブラルタル海峡を抜けて大西洋に向かっていた。その作戦行動中、船籍不明の貨物船に遭遇する。艦砲を装備し、戦争地帯で灯火管制をしての航行であったためこれを撃沈。だがそれは中立国であるはずのベルギー船籍の自衛武装を備えた貨物船カバロ号だった。“イタリア海軍一無謀な少佐”サルヴァトーレ・トーダロ艦長は「我々は敵船を容赦なく沈めるが、人間は助けよう」とその乗組員たちを救助し、彼らを最寄りの安全な港まで運んでいく決断を下す。だが狭い潜水艦の艦内に彼らを収容するスペースはない。しかもその決断は、潜水艦唯一の長所ともいえる敵に見つからないよう潜航するのをあきらめ、自らと部下たち、さらには艦を危険にさらすのを覚悟のうえで、無防備状態のままイギリス軍の支配海域を航行することに他ならなかった——。
(C)©2023 INDIGO FILM-O’GROOVE-TRAMP LTD-VGROOVE-WISE PICTURES
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