山逢いのホテルで screen ジャック

スイスアルプスの山間に実存するホテルを舞台に息子への献身的な愛と現実逃避の夢の間で揺れる大人のラブストーリー

【原題】Laissez-moi
【監督】マキシム・ラッパズ
【キャスト】ジャンヌ・バリバール,トーマス・サーバッハー,ピエール=アントワーヌ・デュベ
2023年/スイス・フランス・ベルギー合作/92分/ミモザフィルムズ/

2月08日(土)〜2月14日(金)
14:35〜16:15
2月15日(土)〜2月21日(金)
09:50〜11:30
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,200
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,200
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
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スイスアルプスをのぞむ小さな町で、障がいのある息子をひとり育てる仕立て屋のクローディーヌ。毎週火曜日、彼女は山間のリゾートホテルで一人旅の男性客を選んでは、その場限りのアヴァンチュールを楽しむ、もう一つの顔を持っている。そんな中現れたある男性との出逢いが、彼女の日常を大きく揺さぶることになる。もう恋を追いかけることなど想像もしなかったクローディーヌは、再び女として目覚めようとしていた……。
主演は、マチュー・アマルリック監督『バルバラ セーヌの黒いバラ』(17)でセザール賞主演女優賞に輝き、『ボレロ 永遠の旋律』(24)では圧巻のダンスを披露した、フランスの名優ジャンヌ・バリバール。熟年を迎えた女性の孤独から、息子に無償の愛を捧げる母としての優しさ、情熱的な恋に落ちる女性の可憐さまでを見事に表現する。監督・脚本を手掛けたのは、ファッションデザイナーとして活躍したのちに本作で長編監督デビューを果たした、スイスの新鋭マキシム・ラッパズ。俳優たちの魅力を掬い取る繊細な眼差しや、じっくりと時間をかけて感情の変化を紡ぎ出す演出に、長編デビュー作とは思えない手腕を発揮している。
スイスの壮大な山々と湖畔に囲まれた、世界最大級のグランド・ディクサンス・ダムの麓に実在するホテルを舞台に、息子への献身的な愛と現実逃避の夢の間で揺れる女の姿を描く。
果たしてクローディーヌが最後に選んだ道とは――。切なさが溢れる、大人の恋愛映画が誕生した。

(C)GoldenEggProduction | Paraiso Production | Fox the Fox 2023

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