黒四角 screen ジャック

空を浮遊する黒い四角に誘われ、たどり着いた荒野で現れた謎の裸体の男。男が導く不思議な世界とは―。

【監督】奥原浩志
【キャスト】中泉英雄,鈴木美妃,チェン・シーシュウ,ダン・ホン
2012年/日本,中国/144分/太秦/DCP上映

8月30日(土)〜9月05日(金)
14:35〜17:05
9月06日(土)〜9月12日(金)
20:05〜22:30 [レイト]
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,000
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,000
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
★[レイト]回はレイトショー割引
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,000
会員 ¥1,200 ¥1,000 ¥1,000
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
前売り券を1,500円にて販売中
販売場所:劇場窓口(公開前日まで)、ネットショップ(8/26(火)まで)
・8/30(土)上映後、初日舞台挨拶あり
 奥原浩志監督、中泉英雄さん(主演)

パンフレットをネットショップで販売中
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一枚の絵が紡ぐ、時を超えた儚い愛の記憶
60年前、あの大陸で何があったのか――
近くて遠い国・中国で、ひとりの日本人監督が作り上げた問題作。
中国本土での公開は未だ認められぬなか、ついに日本での公開が実現。

中国・北京の芸術村で暮らす画家のチャオピンは、画廊で「黒四角」という名の、黒一色に塗りつぶされた絵を目にする。翌日、チャオピンは空を飛んでいく黒い物体を発見し、それに誘われて荒涼とした大地にたどり着く。そこで突然現れた裸体の男。男は自分の名前さえ憶えておらず、どこから来て、どこへ向かうのかも分からないと言う。しかし、チャオピンとその妹のリーホワは、既視感を覚え、遠い記憶の中に男の面影を探そうとする――。そして物語は60年前、悲惨な戦争に従軍した日本兵と中国人兄妹の切ない愛と友情の記憶へと変転していく。

釜山国際映画祭グランプリ『タイムレス・メロディ』(00)、ロッテルダム国際映画祭・最優秀アジア映画賞『波』(01)、『青い車』(04)の奥原浩志監督、5本目の長編作品。独特の空気感で人と人との関わりを描いてきた奥原は、2008年に文化庁の在外研究制度で中国へ渡る。反日デモが吹き荒れるなか、中国のインディーズ映画人らと積極的に交流し、日中気鋭のスタッフを集め、本作の製作を始める。スタッフを集め製作した本作は、2012年の尖閣諸島問題がまさに先鋭化するなか行われた東京国際映画祭で、ワールド・プレミア上映された。日本と中国の「戦争と現在」という危ういテーマを扱った本作は、未だ中国本土での公開が認められていない。両国の猜疑と反目が深まる今、監督・奥原が伝えたかった想いとは――。

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