さまよう獣 screen ベティ

男と男と男と男と、女。起こることは、ひとつだけー。
奇妙な愛の争奪戦。

【監督】内田伸輝
【キャスト】山崎真実,波岡一喜,渋川清彦,山岸門人,森康子
2012年/日本/94分/マコトヤ/ブルーレイ上映

3月16日(土)〜3月20日(水)
18:20〜20:00
3月21日(木)
12:30〜14:10
18:20〜20:00
3月22日(金)
18:20〜20:00
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,700 ¥1,400 ¥1,000
会員 ¥1,400 ¥1,000 ¥1,000
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
前売り券を1,400円にて販売中
販売場所:劇場窓口(公開前日まで)
前売り券特典:ポストカード(劇場分のみ)
3/16(土)18:20回上映後、
内田伸輝監督による舞台挨拶開催!
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我々は、不寛容で、不平等で、不安定で、危険に満ちた世界に生きている。
『ふゆの獣』の内田伸輝監督最新作。

ある集落。都会からやってきたキヨミ(山崎真実)は、老女(森康子)に拾われる。孫同然のマサル(波岡一喜)と三人で、静かに食卓を囲む日々。過去を語らず、時折哀しげな表情を浮かべる彼女の色香に男たちは吸い寄せられる。作家志望のシンジ(山岸門人)は自作の小説を贈り、農家のタツヤ(渋川清彦)はもぎたてのトマトを彼女の唇に運ぶ。戸惑うキヨミだが悪い気はしない。キヨミの様子を見ていたバーのマスター(田中要次)は自分のとことで働かないかと声をかける。マサルだけが、寡黙に食事の支度を続ける。そんな折、老女が倒れ、女を追って男(津田寛治)が乗り込んできた…!
おだやかな田舎の村で奇妙キテレツな愛の争奪戦がはじまる。

製作費110万円の自主映画『ふゆの獣』で第11回東京フィルメックス最優秀作品賞受賞し、一躍脚光を浴びた内田伸輝監督最新作にして本格商業デビュー作。ヒロイン・キヨミに山崎真実(『ボックス!』『シーサイドモーテル』)。寡黙なマサルに波岡一喜(『一命』『探偵はBARにいる』)。翻弄される男たち、タツヤに渋川清彦(『ナイン・ソウルズ』 )、シンジに映画初出演の“劇団鹿殺し”山岸門人。老女キヌを60年の芸歴の森康子(『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』)。そして田中要次、津田寛治と日本映画界になくてはならない個性派が出演。音楽は『三年身籠る』『ポルノチック』シリーズ等の野崎美波。

本作は、才気あふれる自主映画監督とプロの現場とのコラボレーションによって、質の高いエンターテインメント映画を世に送り出そうというプロジェクトの一環として生み出された。美しい田園、茅葺きの古民家といった光と影が揺らぐ癒しの風景の中で、情けなくのたうち回る人々の姿。滑稽で愛らしい人間の本質がここにある。

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