ジェラシー screen ジャック

公式サイト: http://www.jalousie2014.com/

愛と嫉妬に取り憑かれた、すべての恋人たちのために。フィリップ・ガレル監督作

【原題】La jalousie
【監督】フィリップ・ガレル
【キャスト】ルイ・ガレル,アナ・ムグラリス,レベッカ・コンベナン,エステル・ガレル
2013年/フランス/77分/boid,ビターズ・エンド/DCP上映

10月18日(土)〜10月24日(金)
13:30〜14:50
21:10〜22:25 [レイト]
10月25日(土)〜10月31日(金)
15:30〜16:50
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,000
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,000
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
★[レイト]回はレイトショー割引
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,000
会員 ¥1,200 ¥1,000 ¥1,000
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
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くりかえされる、愛の物語

孤高の映画作家、フィリップ・ガレルの最新作

13歳で初めて8ミリ映画を製作、16歳のときに発表した短編によって映画史家ジョルジュ・サドゥールから「神童」と讃えられ、ヌーヴェルヴァーグの"恐るべき子供"として注目を集めたフランスの映画作家フィリップ・ガレル。1991年、ヴェルヴァット・アンダーグラウンドの元メンバーにして"運命の女性"ニコとの思い出を刻み付けた『ギターはもう聞こえない』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞、その後も『愛の誕生』『夜風の匂い』『恋人たちの失われた革命』(第62回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞)『愛の残像』『灼熱の肌』など数々の傑作を手がけてきたガレル監督の、待望の最新作。

モノクロの美しい映像とともに、リアルなフランス恋愛映画が誕生した

恋愛、結婚、離婚をくりかえしつづける男と女。離婚した親とその恋人の間をさまよう子どもたち。そこでは"愛している"という言葉だけが空虚にくりかえされる。彼らのいう愛とは何なのか。なぜ彼らは愛を求めて漂流しつづけるのか。世代を超え、愛の誕生と崩壊を描いてきたフィリップ・ガレル監督が、芸術と愛に生きる一組のカップルの間で起こる感情の変化を、美しく繊細に、そして徹底して無慈悲にとらえた本作。撮影監督ウィリー・クランによるモノクロの美しい画面のなかに、愛と嫉妬に狂う恋人たちの姿が浮かび上がる。リアルなフランスの恋愛映画がここに生まれた。

映画と交錯するフィリップ・ガレルの人生

1960年代から現在まで活躍を続けるフィリップ・ガレルは、その作品のなかに自身の人生を反射させつづけてきた。『ギターはもう聞こえない』(1991年)では88年に急逝したニコとの生活を描き、2005年の『恋人たちの失われた革命』では 68年のパリ5月革命に挫折した自身の姿を愛息ルイ・ガレルに演じさせた。最新作『ジェラシー』は、処女作から彼のほとんどの作品に出演した父モーリス・ガレル(2011年没)の30歳の頃の物語であり、彼の実の家族 息子ルイ、娘エステル(ルイの妹役)、妻キャロリーヌ・ドリュアス(脚本) がその物語を彩る。私的な記憶から生まれた物語のなかに、世界中でくりかえされる愛と嫉妬のドラマがオーヴァラップしていく。

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