やさしい人 screen ベティ

公式サイト: http://tonnerre-movie.com/

あした降る雪は、春の知らせ。「女っ気なし」のギョーム・ブラック監督が贈る、人生讃歌!

【原題】Tonnerre
【監督】ギョーム・ブラック
【キャスト】バンサン・マケーニュ,ソレーヌ・リゴ,ベルナール・メネズ,マリ=アンヌ・ゲラン,ジョナ・ブロケ
2013年/フランス/100分/エタンチェ /DCP上映

1月17日(土)〜1月23日(金)
12:15〜14:00
17:30〜19:15
1月24日(土)〜1月30日(金)
10:00〜11:45
  一般 大専 シニア
通常 ¥1,800 ¥1,500 ¥1,000
会員 ¥1,500 ¥1,200 ¥1,000
高校生以下・しょうがい者:¥1,000
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“ロマンチックだが、代償は大きい”

フランス・ブルゴーニュ地方、まもなく冬を迎える小さな町トネール(Tonnerre)。パリから一人の男が、父親の住む実家に戻ってくる。かつてはインディーズでそれなりに名を馳せたミュージシャンのマクシム。人気の盛りは過ぎ、目の前にあるのは、先行きのない未来だけ。ギターを手にしても、でてくるフレーズにはどことなく甘酸っぱさが残るが、若さはもはや過去のもの。
しかし人生にはときに素晴らしい贈り物が差し出される。マクシムにはそれは若い恋人だった。だがそれは、かつてない無情な速さで失われてしまう。突然消えたロマンスを追うマクシムは、人生を揺るがしかねない危うい行動にでる――。
歳をとるのは難しい。いつからが青年で、いつからが中年なのか。老いは少年の心でもってしても、誰にもやってくる。マクシムはその狭間であがき、苦悩する。しかしその苦悩の果てには、父親との間にあったわだかまりを克服し、そして本当に愛することの意味を見出した、大人の男となったマクシムがいるのだった……。

『やさしい人』(原題:Tonnerre)は2013年 第66回ロカルノ国際映画祭コンペティション部門に出品されたギヨーム・ブラック監督の長篇第一作である。
前作『女っ気なし』で注目を集めたギヨーム・ブラック監督は、本作でも長年の友人であるヴァンサン・マケーニュを念頭に脚本を執筆。当初は『女っ気なし』の続篇も考えていたようだが、ヴァンサン・マケーニュの映画出演作がどれも同じようなコミカルな役柄だったため、敢えて今までとは違う人物を演じさせることで、彼の新たな魅力を引き出そうとした。
恋人役メロディにはソレーヌ・リゴ。溌剌としたイメージを映画に見事焼きつけた。また父親役のベルナール・メネズが、息子との心の距離を繊細に演じ、深い印象を与えている。

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