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難病と闘い続けた天才ホーキングと彼を支え続けたジェーンのラブストーリー
【原題】The Theory of Everything
【監督】ジェームズ・マーシュ
【キャスト】エディ・レッドメイン,フェリシティ・ジョーンズ,チャーリー・コックス,エミリー・ワトソン,サイモン・マクバーニー
2014年/イギリス/124分/東宝東和 /DCP上映
6月13日(土)〜6月19日(金) |
09:50〜12:00 16:20〜18:25 |
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6月20日(土)〜6月26日(金) |
18:50〜20:55 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
類まれな天才と勇気ある女性
理論物理学者の立場から宇宙の起源の解明に挑み、現代宇宙論に多大な影響を与えたスティーヴン・ホーキング博士。ニュートンやアインシュタインと並ぶ天才と称される彼は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)のハンデを負いながら最先端の研究を精力的に行い、講演活動や執筆活動とも意欲的に取り組む「車椅子の天才物理学者」として知られている。しかし、そんなホーキング博士の偉業が、ひとりの勇気ある女性によって支えられていたことはあまり知られていない。本作は、その知られざる実話にスポットを当てたヒューマン・ラブストーリー。
大学院在学中に難病を患い余命宣告を受けたスティーヴンと、それを知りながら彼の妻になったジェーン。類まれな天才と類まれな強さを持った女性が、ひとつのチームになって全力で生きることに挑む姿を、おおらかな感動に包み込んで描き、今年度のアカデミー賞最有力候補にあげられている話題作だ。
ふたりの出会いは1963年。スティーヴンがケンブリッジ大学の大学院に在籍している時だった。彼は詩を学ぶジェーンの聡明さに、ジェーンは彼の夢見がちなグレーの瞳とユーモアのセンスに惹かれ、たちまち恋におちる。だが、直後にスティーヴンは運動ニューロン疾患と診断され、余命2年の宣告を受ける。それでも彼と共に生きると決めたジェーンは、力を合わせて病気と闘う道を選択する。
そんなふたりの結婚生活は、残された時間を2年から5年に、5年から10年に、10年から20年に延ばすための絶え間ない努力の日々となる。ジェーンに励まされて研究に打ち込み、学者としてのステイタスを築いていくスティーヴン。心身両面で夫をサポートしながら、ふたりの生き甲斐となる子育てにも奮闘するジェーン。自分たちに与えられた時間がどれほど貴重なものかを知るふたりは、歳月を重ねるごとに増す試練に、強固な愛の力で立ち向かっていく。
そうした夫妻の葛藤や苦悩のエピソードもきめ細かく捉えながら進行するドラマは、スティーヴンとジェーンが、冒険心と好奇心を胸に自分たちの人生を切り開き、余命宣告を覆していく様をいきいきと描写。さらに、「命ある限り希望はある」というスティーヴンのポジティブな人生観が、家庭という小さな宇宙の中で育まれていったことを丁寧に語り、深い感慨を呼び起こす。
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