現代美術家 アイ・ウェイウェイが描く、衝撃のドキュメンタリー。23カ国40カ所もの難民キャンプと国境地帯を巡る人間叙事詩。
【終了日:8/30(金)※1週限定上映】
【原題】Human Flow
【監督】アイ・ウェイウェイ
2017年/ドイツ/140分/キノフィルムズ/DCP
8月24日(土)〜8月30日(金) |
16:40〜19:05 |
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一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,100 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,100 |
貧困・戦争・宗教・政治的立場・環境問題など、様々な理由で増え続ける難民たち。
その数は、2018年には過去最高の6,850万人に上り(撮影当時の16年は6,500万人)、深刻化する事態とは裏腹に難民受け入れを拒否する国が広がっている。 いま、世界で何が起きているのか。
難民たちが辿り着くギリシャの海岸、四方八方の国に散るシリア難民、ガザに封鎖されるパレスチナ人、ロヒンギャの流入が止まらないバングラデシュ、ドイツの空港跡を利用した難民施設、アメリカとメキシコの国境地帯など、23カ国40カ所もの難民キャンプを巡り、彼らの旅路をなぞってカメラに収めたのは、中国の現代美術家であり社会運動家としても活躍するアイ・ウェイウェイ。11年米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出され、その力強い美術的主張が注視される彼が、祖国を追われ地球上を逃げ惑う人々の日常に肉薄する。自らのスマートフォンやドローンからの空撮を駆使し、地球を巡っていく壮大で圧倒的な映像美は、ヴェネチア国際映画祭を始め各国の映画祭で賞賛された。
“大地の漂流者たち”が味わう苦難の中に、人間の尊厳と希望を、索漠とした光景に息をのむほどの美しさを見つけ打ちのめされる本作は、“観る”のではなく“体験”するためにつくられた。
何度も地図の書き換えが行われてきた動乱の世界で、
人間の尊厳への関心を失いつつある社会は
予測もつかない分裂の危険に瀕していると、
全世界へ警鐘を鳴らす衝撃のドキュメンタリー!
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