闇に葬られたクメール・ルージュの悪夢。
本当の物語を語り継ぐために、僕だけが生き残ったー。
【原題】L'image manquante
【監督】リティー・パニュ
2013年/カンボジア,フランス /95分/太秦 /DCP上映
8月16日(土) |
10:05〜11:45 17:15〜18:50 |
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8月17日(日)〜8月18日(月) |
17:15〜18:50 |
8月19日(火)〜8月22日(金) |
10:05〜11:45 17:15〜18:50 |
8月23日(土)〜8月29日(金) |
13:10〜14:50 |
一般 | 大専 | シニア | |
通常 | ¥1,800 | ¥1,500 | ¥1,000 |
会員 | ¥1,500 | ¥1,200 | ¥1,000 |
映画監督リティ・パニュは、幼少期にポル・ポト率いるクメール・ルージュによる粛清で最愛の父母や友人たちを失った。クメール・ルージュ支配下に数百万人の市民が虐殺され、カンボジア文化華やかし時代の写真や映像はすべて破棄された。
その失われた映画や写真は果たして甦るのだろうか?
奇跡的に収容所を脱出し映画監督になったリティ・パニュは「記憶は再生されるのか」というテーマを追求し、あの体験をいまに伝えることを自らに課してきた。そして本作でひとつの答えに辿りつく−−−−。犠牲者の葬られた土から作られた人形たちが、35年前の虐殺の成り行きを語り始め、発掘された映像によってその悲劇が紐解かれていくのだった。
【世界がディスコや『スターウォーズ』に夢中になっていた時代、 カンボジアで何が起きていたのか――
13歳でクメール・ルージュの大虐殺から生き延びた少年が到達した、かつて誰も見たことがない光景】
昨年のカンヌ国際映画祭〈ある視点部門〉で上映、名匠リティ・パニュが初めて自らの過酷な人生を、土人形に託して描いた作品として絶賛されグランプリを受賞した。
繰り返される人間の愚かさと醜さを、それとは正反対の繊細さと表情豊かな人形で表現し、本年度のアカデミー賞外国映画賞にカンボジア映画として初めてノミネートされ、公開が熱望されていた『消えた画 クメール・ルージュの真実』。
フィクションとドキュメンタリーというジャンルを超えて、これまで数多くの作品でカンボジアの悲劇を描いてきた、リティ・パニュ。カンボジアの幸せな家庭に育ちながら、クメール・ルージュの支配により、たったひとり13歳でカンボジアを脱出するという、誰も経験したことのない人生を本作で初めて描いた。
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