現在上映中の「鑑定士と顔のない依頼人」。
主人公ヴァージル・オールドマンの職業は、“オークショニア”です。
オークション会場で、希望金額を言い合う参加者たちを壇上から仕切り、
最後のひとりが残った時点で、槌をカン!と打ちおろす、あの人です。
(そういえば「ハンマープライス」というテレビ番組が昔ありましたね、懐かしい!)
「鑑定士と〜」では、何度かオークションのシーンがありますが、
ヴァージル役のジェフリー・ラッシュの華麗なさばきぶりが見事で、
それ自体が映画の見所の1つになっていると思います。
(C)2012 Paco Cinematografica srl.
このオークショニアという職業について、
ちょうど「ほぼ日刊イトイ新聞」内のコンテンツ
「21世紀の「仕事!」論」で連載されていました。
▼ 21世紀の「仕事!」論 ーほぼ日刊イトイ新聞
http://www.1101.com/21c_working/shimoyama/index.html
日本のオークション会社で、オークショニアを務めている
下山さんという方のインタビューです。
「鑑定士と〜」を観た後読むと、これがなかなか面白いです。
“ハンマー叩くのなんて「最後の最後」です。 ”
“そこまでの仕事のほうが、ずっと大変です。”
映画を見た後では、しっくりとくる言葉です。
ヴァージルは、まさに、大変な体験をしてしまうわけで…。
この他に、映画のなかでも描かれている
“フダを上げた人の見落とし”についても話されています。
映画の背景の参考にもなりますので、ご紹介でした。
「鑑定士と顔のない依頼人」は、3/28(金)まで上映中です。
P.S
私自身は、美術品のオークションに参加したことは、もちろんありませんが、
ヤフオクは10年以上の常連であり、迅速な入金ぶりから、高評価を保っています(自慢)
これまでヤフオクに費やした合計金額で美術品1点くらい落札できると思います。
小林