ジャック&ベティの入口階段脇に掲示している<若葉町中央興業チェーン看板>。
写真におさめて帰られるお客さまも多い、当館のモニュメント的な看板ですが、
これは、取り壊し前の横浜日劇の倉庫に保管されていたものです。
この看板について、本日お客さんから
「作品からして日劇と東映名画座のプレートは逆のはず」
とご指摘が。
「逆って…え…?」と思いながら
よくよく見てみれば、確かに、「トラック野郎」が東映名画座で、
「史上最大の作戦」が洋画の日劇で上映されてなきゃ不自然。
恥ずかしながら今までまったく気づきませんでした。
いうまでもなくこれは倉庫にあったままの状態なので、
当時から間違っていたのか、何らかの事情で貼りかえたのか…。
そもそも、この看板がどこで使われていたのかも、定かではないのですが。
こちらは後日リサーチして、またご報告したいと思います。
ご参考までに、この看板にある3館。
「東映名画座」が現ジャック&ベティ。
「日劇」はジャック&ベティ向かいにあった映画館。
「千代田劇場」は劇場前の通りを、少し黄金町方面に戻った場所にあった映画館です。
(「千代田劇場」に関する写真などは私の知る限り少ないですが、2012年に開催した映画館60周年記念特集でも上映した足立正生監督『略称連続射殺魔』に「千代田劇場」が登場します。)
倉庫前の状態を言うと、日劇2階に上がってすぐ、旧濱マイクの事務所入り口前に飾ってありました。セットの一つの可能性もありますが、林監督が何かご存知では?
ありがとうございます。確かにセットの可能性はありますね。
看板の札がおかしいと指摘してくださった方は、名画座・日劇・千代田劇場があった時代も通っていたそうですが「この看板には見覚えがない」と仰っていました。
確か、映画の濱マイクにもこの看板が写っていました。
千代田劇場と言えば、特捜最前線(215話)にも写っています、
高架下に飲食店のあったころの黄金町・初音町も。
機会があれば、何かの企画で上映して下さい。
貴重な情報ありがとうございます!
特捜最前線にも登場するとは、全然知りませんでした。
絶対見てみます〜(というか、DVD等で見れるんでしょうかね?)
千代田劇場、懐かしいですね。
ここはフィリピン人などの外国人がよくいたと思います。
大体はピンク映画の3本立てで、ある時、見に行くと、前の席で変な音がしている。
「ジー、ジー」という音で、よく見ると男の人が電気カミソリで髭を剃っているのでした。
いろんなことを映画館では経験しましたが、髭を剃っている人を見たのは最初で、たぶん最後でしょう。