【ロビー開催】八木澤高明 写真展<日本殺人巡礼>


10/7(土)〜『地獄愛』、10/14(土)〜『ハネムーン・キラーズ』の上映がはじまります。

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この2作品は、1940年代、結婚詐欺を繰り返しながら、20名以上の女性を殺害した実在の連続殺人鬼カップル、マーサ・ベックとレイモンド・フェルナンデス(通称《ロンリーハーツ・キラー》)を題材にした作品です。

シネマ・ジャック&ベティでは、本作の公開に合わせて、劇場ロビーにて、八木澤高明さんの新刊書籍『日本殺人巡礼』写真展の開催が決定いたしました。
映画のモデルとなった事件はアメリカですが、『日本殺人巡礼』で取り上げられるのはここ日本。

『黄金町マリア』で黄金町の過去と現在に肉薄した八木澤さんが、取材綿密な取材と考察により、一見すると身近な風景から、事件の背景や痕跡を浮き上がらせていきます。

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近代の軋轢が産み落とした「闇」に肉薄する!
“日常”と”奈落”の境界は何処にあるのか?

戦前戦後から高度成長期を経てバブル、平成不況という歴史のうねりのなか、ある種の歪みとして時代の折々に生じた日本中を震撼させる恐ろしい凶悪殺人事件の数々ー。
「殺人者の生家」「故郷の村」「殺害現場」へ直接足を運び、犯人たちが背負ってきた時代の宿命と、人間の哀しき業を追う。

八木澤高明プロフィール:
1972年神奈川県生まれ。写真家。ノンフィクション作家。写真週刊誌「フライデー」専属カメラマンを経てフリーになる。2001年から黄金町が閉鎖される05年まで、そこで暮らし稼ぐ外国人娼婦たちの生活と喜怒哀楽を追い、また彼女たちの家族が暮らす故国へも取材に赴く。第19回小学館ノンフィクション大賞・優秀賞『マオキッズー毛沢東のこどもたちを巡る旅」(小学館)、『フクシマ2001、沈黙の春』(新日本出版社)、『娼婦たちから見た日本』(角川書店)、『にっぽんフクシマ原発劇場』(現代書館)、『青線 売春の記憶を刻む旅』(スコラマガジン)他、著書多数。
八木澤高明ブログhttp://yagisawa.cocolog-nifty.com

http://www.akishobo.com/book/detail.html?id=830&st=4

八木澤高明さんのジャック&ベティでの写真展は、2007年の<レクイエム黄金町 彼女たちとそれからの私たち>、2015年の<黄金町 過去・現在 写真因果経>、2016年の<フクシマ2011最後の春>以来、4回目の開催となります。

日常とかけ離れた存在と思える殺人者たち。
しかしその実像を垣間見た時、わたしたちは、彼らをただの悪魔として片付けられるのかー。

映画と写真展で、危険な愛と業の世界を堪能してください。

◾️八木澤高明『日本殺人巡礼』写真展
 10/7(土)〜10/20(金)
 シネマ・ジャック&ベティ劇場ロビーにて開催
 劇場オープン時間に無料でご鑑賞いただけます。

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