散財劇場vol.01●白楽の「白鳥座」プログラム


本日の散財:
 白楽にあった映画館「白鳥座」のプログラム(年代不明)

「白鳥座」という映画館が、かつて白楽駅西口にあったそうです。

こちらのサイトで外観が確認できますが、流線型でモダンです。
http://www.touyoko-ensen.com/syasen/kanagawa/ht-txt/kanagawa03.html
入口には、ヤシの木みたいなのが植わっていて、南国リゾートぽい雰囲気すらあります。

さらに「白鳥座 六角橋」で検索してみると、
白楽の六角橋商店街には、「白鳥座(洋画の名画座)」「紅座(ポルノ)」という
二つの映画館があった
 という記述が多数ありました。

そこで、1958年の映画館名簿をひもとくと、二つの映画館の名前が確かにあり、
どちらも「横浜興行KK」という同じ興行主だったようです。

※2013/10/16追記
メールでご指摘いただきましたが、
「白鳥座」と「紅座」で“紅白”のとりあわせになっていたんですね。
重要な点を見落としていました! ご指摘たいへんありがとうございました。

さて今回購入したプログラムを見ると、コラムなども充実しています。

映画通の方が足しげく通ったであろう、当時の劇場の雰囲気が伝わってきます。
なかには、吉川英治氏のコラムが掲載された号もありました。書き下ろしなんでしょうか。

またプログラム全体のなかで、私が特に気に入ったのはこの文章です。

「禁煙・脱帽はそれ以前の事でございます」

なんと白鳥(“しらとり”と読みたい)っぽい、気品ある注意のしかたでしょうか。
私自身こんな注意されたら、生きていてごめんなさい、っていう気分になりますよ。

でも、そんなワタクシでも、
「麦とホップ」で酔って満足しているワタクシでも、
いつかは、言ってみたいものでございます。

「携帯オフは、それ以前の事でございます」とか。

それでこそ、今回の散財の意味もあるというものでございます。

小林

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